令和3年 第53回社労士試験で、選択式 労一が救済がでるかどうかで、
合格率が大きくかわりそうです。
昨年の合格率6.4%→今年は??
今年は、テキスト未掲載の学校も多かった、
助成金が出題されました。
昨年は統計名称を選ぶ問題でした(統計名称の合格者思考は下段に過去記事あり)
LEC澤井先生は助成金名称は完全的中
予想問題も、該当の助成金で作成されて、講義で取り上げられてます。凄い!
開業社労士、実務家でもある澤井先生ならではの予想です。
微力ながら、当ブログも、2つの答えを的中となりました。
・65歳超雇用推進助成金(完全的中)
・(公財)産業雇用安定センター (論点的中)
詳細は下記の記事にて記載しております。
本試験で実際に正解を得た方の解答思考
各予備校も本試験解説で、解答の導き方を説明されてますが、
答えわかってからの説明、後付け解説です。
そこで、実際に推理が的中した方の考え方を調べてみました。
正解された方の共通事項(解答手順)
①解答の選択式を、初めから見ない
②問題文の前後にヒントを探す
②解答を入れて文章を目と心で音読して、違和感がないかチェック
※正解者の多くは、実際に問題文中に書き込んで、完成文をつくり、
音読しています。
(相対的に正しそうな選択肢を選ぶ)
このあたりは、皆さんトライされてるはず。
【実例】正解者の思考
知らない選択肢の用語は、訓読みして意味を想像する
これは流石だなと思いました。
【問B】
生涯現役社会の実現に向けた環境を整備するため、65 歳以降の定年延
長や 66 歳以降の継続雇用延長、高年齢者の雇用管理制度の整備や定年年
齢未満である高年齢の有期契約労働者の無期雇用への転換を行う事業主に
対して、「 B 」を支給している。
選択肢の訓読み、内容を分解
<選択肢候補>
①65歳超雇用推進助成金
→65歳(を)超(える方の)雇用(を)推し進(める事業主に対する)助成金
②キャリアアップ助成金
→キャリアは積み重ねて形成するもの。65歳以降の人あ、十分、キャリア形成できている
③高年齢労働者処遇改善促進給付金
→処遇改善とは、待遇を良くする(給料等?)で定年延長とは関係ないさそう
④産業雇用安定助成金
産業を指定しているのに違和感あり、特定の業界をあえて指定するのはおかしい
①~④だと、あきらかに①がたしからしいと判断されてます。
【問D】
特に 65 歳以上の高年齢求職者に
対して職業生活の再設計に係る支援や支援チームによる就労支援を重点的
に行っている。ハローワーク等の紹介により 60 歳以上の高年齢者等を雇
い入れた事業主に対しては、「 D 」を支給し、高年齢者の就職を促
進している
選択肢
①高年齢者雇用継続助成金
文中の「雇い入れた」と「継続」は意味が違うと判断
④特定求職者雇用開発助成金
特定求職者の意味を考えると、文中の高年齢者等が一番違和感がない。
雇用開発→雇用を作り出す(開発する)
文中の「雇い入れた」と雇用を新たに作り出す(開発)が一致する。
本試験中に、上記のように選択肢の名称の意味から推察されて、
見事正解された方がいます。
たしかに正解されたから、すごいと思うわけで、
他にも、色々と推理して不正解の方も多々いるのも現状。
難問の選択式対策は読解力と言われますが、
やはり結果論かもしれません。
実務問題への試験対策
来年の対策として、実務系の問題が狙われると想定した場合は、
社労士が情報入手している方法が参考になると思います。
・厚生労働省のホームページにあるリーフレット、メルマガ
・ハローワーク等の行政のチラシ
・労働新聞のメルマガに登録する(予算に余裕があれば購読)
ドラゴン桜でも、専門誌をチェックせよと、テクニックが紹介されてます。
該当箇所が発行するメルマガ(厚労省)や業界の人がみている専門誌が有効です。
受験生も、企業の方ど同様に、たまには、行政の事務所に立ち寄ると、
宝の山に見えると思います。
合格後にも必要な知識になるので、机上の勉強ばかりでなく、
実務を普段から、少し意識するだけでも情報の入り方がかわると思います。
やることが年々、増える一方ですが、早めから一般常識対策をしてみてください。
正解者の思考に学ぶ 続編は👇
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