「社労士って知ってますか?」
正式名称は、社会保険労務士です。
知人に聞くと、「知らない」と言われることが多い、寂しい資格の話・・・
「知ってる」と言われも「稼げない、食えない資格でしょ」と言われるしまつ(泣)
それが今、コロナでの休業補償でニュースで話題となったり(雇用調整助成金)
NHKドラマで社労士役をジャニーズがやったりと、最近認知度がアップしてるのです。
時代の追い風がある社労士の実態をお話します。
風の時代こそ、社労士の時代なのです・・(下段に参考記事あり)
セカンドキャリアに、おすすめな資格です。
人に関する仕事は永遠にあり、潰しがききます。
・国家資格である
・働きながら合格できる最高峰資格
・独占業務(資格がないとやってはいけない業務)がある
下記に、社会保険労務士について詳細について説明します。
お読みいただければ、
社労士の魅力、
あなたでも合格できる資格だとわかっていただけます。
(真の難易度は高くないからご安心を)
社会保険労務士とは?
一般的に社労士と呼ばれる国家試験です。
仕事内容とやりがい、
難易度や勉強時間、合格率と収入を比較して食えるかどうかについて
社労士が完全解説します。
社労士の仕事内容
一言で言えば、人財(材)と事業の健全な発達を支援するコンサルタントです。
企業の成長には、人、モノ、お金、情報が不可欠。
社労士は、その中でも人財を軸とした専門家です。
具体的には、労働、社会保険(年金等)に関する相談や手続きがあります。
社労士の登録タイプ
開業と勤務の2種類がメインになります。
開業:独立して、個人、法人として活躍
勤務:企業や社労士事務所で勤務で働くタイプ
※他に「その他登録」もあります。
社労士の専門業務
人事労務管理のコンサルティング(3号業務)
近年、一番注目されている業務です。
法律を熟知した社労士ならではのコンサルの需要が高まってます。
例えば、以下の領域は、社労士の腕が発揮されます。
「働き方改革」が追い風となってます。
働き方改革は、企業の生産性向上を、
人財、組織、経営の観点から改革が必要とされます。
その流れで、
「同一労働同一賃金」
「育児・介護法等の法改正対応」
「新しい働き方JOB型に対応した人事、賃金制度の設計」
「年金制度の改定に対応する制度設計」
等々
社労士しかできない独占業務が社会保険労務士法で決められてます。
3号業務は、独占業務ではありませんが、以下は2種類は専売特許です。
独占業務2種類とは?
①手続き代行(1号業務)
雇用保険、厚生年金などに関する書類を作成して、労働基準監督署などの行政へ提出する代行業務
②労働社会諸法令に基づく帳簿類の作成(2号業務)
就業規則の作成、給与計算にも関係する賃金台帳等を作成します。
社労士の強味
コンサル3号業務が一番注目されている理由をあらためて説明します。
社労士には、1号2号業務を通じて企業の日々のデータが取得できるからこそ、
差別化が図れるのです。
1~3号をセットで提案できるからこそ、
社労士が労働と社会保険の専門家と言われる所以なのです。
「人を大切にする」
当たり前のことが、当たり前であるように。 By 全国社会保険労務士連合会
社労士の仕事は、小説「ひよこ社労士 ヒナコ」を読むことをおすすめします。
社労士としてのやりがいもわかります。
社労士のやりがい
1.企業支援
人と組織に係る領域で経営の根幹となる労務管理に携わる仕事で、
社長(経営)、社員の両方の方々から感謝される。
①社員のやる気がUP→②企業が成長→③個人収入がUP→①社員のやる気がUP
→②企業が成長→③個人収入がUPと螺旋状にステージがアップします。
なにより、
企業や人の成長を一緒に歩める仕事です。
2.個人支援
年金相談等がありますが、その中でも注目な業務があります。
障害者の方の医療保障(障害年金)をサポートする仕事です。
センシティブな業務ですが、専門にされている先生の話を伺うと、
非常にやりがいのある、あったかい資格です。
健常者は、働けることは、あたりまえと思ってますが、
働くと言うことは、社会とのつながり、
すなわち存在価値につながります。
「退職したら、自分の存在価値がなくなってしまう不安」
「働けないけど、社会と、つながっていたい願い」
切実な思いを受けと止めることになります。
障害年金サポートで有名な松山純子先生のお言葉
「働くことで、社会とつながり、それが生きる喜びになる」
障害年金は、単なる所得補償ではありません。
「希望・絆・生きる力」
「障害者の人にとって、薬以上の効果があるもの」
社労士の収入
<開業社労士のデータ>
☆顧問先件数
顧問先なし :13.3%
30社から50社(従業員1人~2人):13.1%
中央値(従業員なし) :10社から20社
☆スポット契約
2件~5件未満 :20%
5件~10件未満:18%
☆売上高
300万未満 :29.1%
1000万以上 :27.6%
500万~700万:中央値
1億超える:3.3%
☆年収
300万未満 :26.3%
300万~400万未満 :15.3%
約50%が500万未満
年収1000万円以上 : 12.6%
年収3000万円以上 : 0.9%
※社労士会のデータより
上記は個人事業主のデータになります。
【参考】
フリーランス平均年収 150~180万円
データをみて、やっぱり噂とおり、稼げない、食えない資格と思いますか?
社労士の開業登録データですが、
業務スタイルを分析する必要があります。
趣味で資格をとった、
副業用、老後のお小遣い稼ぎ等々の方も、かなり多いのも実態です。
顧問契約は、年度当初から、1年分の収入が見込めます。
1社 平均3万~5万円=36万~60万円/年
5万円単価平均ならば、
5社で、300万円/年の達成です。
さらにスポット収入がお得
就業規則作成なら、20万円~
助成金対応ならば、助成金の給付額の20%が目安
例えば、休業補償の雇用安定助成金
10名で300万円の休業手当支給ならば、
企業へ雇調金として300万円給付。
60万円が、社労士のスポット収入となります。
500万円規模→100万円の収入
大手を担当されてる社労士先生は、
雇調金のスポットだけで、数千万円が発生してました。
夢ある話ですね。
実体験(副業で稼いだ数値)
実務経験なし、人脈なし、1年目でも、
資格が信頼の証となり顧問契約が獲得できて、
スポットで就業規則作成、雇用安定助成金対応等を受注できてます。
これだけでも、フリーランスの平均年収は超えてます。
社労士業務に専念している方だけの統計ならば、
年収500万以上になると推測されます。
社労士になるには?
主な条件は3つ
①学歴要件
②実務経験
①学歴要件
基本的に短大や大卒、高等専門学校卒
※高卒では受験資格がありません。
大学で62単位以上修得している人も受験可能です。
短大で全国社会保険労務士会連合会の審査で学校教育法に定められている短大を卒業した人と同等以上の学力が認められる人もOKです。
なお、修業年限が2年以上で、総授業時間数が1700時間以上の専修学校の専門課程を修了した人も可能となります。
②実務経験
3年以上の実務経験があれば受験が可能です。
「公務員として3年以上従事」
「社労士や弁護士の補助に3年以上従事」
「事業を営む個人として労働社会保険諸法令に関する事務に3年以上従事」等々
③国家試験合格者
厚生労働大臣が認めた国家試験の合格者は受験資格があります。
主要な資格
行政書士、公認会計士試験、不動産鑑定士試験等々
受験資格がない場合の対策3つ
①行政書士の資格を取る
誰でも受験できて、難易度も中程度の行政書士がオススメです。
法律用語、判例にもなれるので、その後の社労士受験にも役に立ちます
②通信制の短大に通う
②実務経験を3年積む
社労士の難易度
合格率 約6%~7%
令和2年度 6.4%でした。
100人受けて、6、7人しか合格できないなんて、無理と思いましたか?
受験した方の多くは、
仕事や家事をしながら、1年、2年程度で合格できてます。
勉強時間は800時間から1000時間。
独学1年で一発合格の方も大勢でるのも社労士試験。
司法試験のように勉強に専念したり、
税理士のように1年1科目合格(5科目で合格)できるかどうかのレベルと比べると、
難易度は高くないと言えます。
受験申込したものの、試験を受けない方も、
1万5千人くらいいます。
昨年 申し込み:49,250人 受験数:34,845人
6.4%は受験した人のみで計算されてますが、
辞退はしないものの、記念受験者レベルの方も多く含まれます。
データはありませんが、
再度まで全科目を勉強した方のみで、合格率を試算したら、
おそらく、10%はあると思います。
予備校利用した方のみならば、
1クラスで30%近く合格者を出してます。
通信教育では?
フォーサイトは全国平均の3.73倍と公表してます。
6.4×3.73=23.9%となります。
もしろん真剣に勉強する必要はありますが、
・時代が必要としている資格
・独占業務がある資格
・稼げる資格
の資格の中では、コストパフォーマンスが高い資格、
それが社会保険労務士資格だと言えます。
社労士に効率的になる方法
本試験は年1回のチャンス
令和3年は8月22日が第53回社会保険労務士試験日です。
社労士試験は、1問1問は、難しくありません。
難易度が高くなる理由は3つ
①出題範囲が広い(10科目)
労働法科目、社会保険科目、一般常識科目で、
10科目あります。
全科目を1巡させれるかどうかが、最初の関門です。
理解と大量の暗記が必要な試験です。
ここまでは、努力でなんとかなります。
②科目毎の合格基準点の仕組みがある
全科目の合計点が高くても不合格になりえる採点基準があります。
合計点9割でも、不合格になるとは?
1科目毎に、合格基準点があります。
つまり、全科目平均的に得点する必要があります。
得意科目で、苦手科目をカバーすることが難しい試験です。
③一般常識試験に泣く
②の合格基準点に関係するのですが、
テキストに載ってない問題がでます。
常識なら?勉強せずとも答えられるか?
国の統計数値(厚生労働省の白書等)から出題されます。
勘では当てられないような問題が多々でて、
難問奇問となり、多くの受験生が、基準点に1点たらず不合格となってます。
法律の知識だけなら、社労士として仕事できるレベルに達していても、
一般常識で1点たらず、何年も試験をうけることになる方がいる。
社労士として実力を試す試験ではなく、
落とすための試験であり、 恐ろしい試験です。
運も味方につける必要があります。
以上から、独学でも可能ですが、
かなり範囲が広い、出題予想が難しい一般常識科目があるので、
予備校、通信教育の力をかりることが、
忙しい社会人には有効な手段となります。
学校選びは、ブランドではなく自身にあった先生を探す必要があります。
以下は、予備校選びについての人気記事です。
社労士に独学で合格は可能?
物理や数学のように理解が難しい科目ではありません。
時間と継続できる力があれば、十分に独学で合格は可能です。
当ブログでは、独学で合格できる勉強法を多数まとめています。
下記は閲覧が多い記事の1つです。
ご参考まで
最後に
当記事をよんで、社労士に興味を持って頂けたら嬉しいです。
社労士は、いま必要とされてる仕事です。
社労士試験で知りたいことあれば、メッセージください 。
☆御礼☆9月3日時点 令和3年ランキング1継続中
最後までお読み頂きありがとうございます。
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