社労士試験の合格率が、近年の中で最高レベルの
約8%(7.9)になりました。
例年6.5%前後で推移してましたが、昨年の1.5%UPです。
「最高レベルの合格率だった」と言ったら
友人は、「社労士試験は簡単になったのだね。よかったね」と言われてしまいました。
そもそも1割受からない試験なのに、簡単なんて失礼だと、
内心、ムッとてしまいました。
他の国家資格の合格率
宅建士 → 受験者数 22万人 = 合格率17%前後
行政書士 → 受験者数 4万人 = 合格率10%前後
司法書士 → 受験者数 4万人 = 合格率5%前後
宅建ですら、17%と言っても、
1000人受けても、170人しか受からない
社労士ならば、約80人
宅建も社労士も十分難しい試験と思いませんか?
必要な勉強時間の比較
合格率が近い行政書士:600時間~
難易度が高い司法書士:3000時間~
社労士は800時間~と言われてます。
独学なら1000時間以上は必要です。
令和3年の社労士試験が、なぜ7.9%になったのか?
社労士試験は、科目毎に基準点があります。
原則の基準点を下げる救済措置が2科目発動しました。
ここまでは、例年、良くある話なのですが・・・
救済措置に対して、さらなる特例が発動されて
基準点が2段階下げられました。
結果的に合格者が約3000名、合格率が約8%となりました。
つまり本来の合格基準点通りに採点したら、
合格率は過去最低の2%台、もしかしたら、それをしたまわった可能性が高かったのです。
それだけ問題には難問が多いと言えます。
働きながら社労士を合格することは可能か?
そんな難しいなら社労士を目指には、専業受験生にならないと無理なのか?
実質合格率を推察します。
約5万人5月に申し込みをして、8月の試験までに1万人が受験を辞退しています。
それだけ難しい試験と言えますが、
勉強を完投された人、真剣にやりきった人達だけで、合格率を比べたらどうなるか?
大手予備校の模試を受ける人数
TACで2千人程度、
大手メジャー3学校の全体含めても、模試を利用する人は6千人程度です。
模試を受ける人は、真剣に勉強をしている人と仮定すると
6000人中→3000人が合格したと仮定したら、
合格率50%になってしまいます。
他の推測
予備校の一クラスで合格者は1割以上はいます。
最後まで通った生徒だけで言えば、3割近く合格するクラスあります。
【まとめ】
社労士試験は、1問1問は難しくはない。
難しくさせているのは、科目数10科目と多い、
覚えるべき知識量が多い
そして落とすための試験であるため、科目毎の基準点が厳しい
※特に選択式の労働一般に関する一般常識、社会保険の一般常識は
テキストの知識だけで解けない問題がでる。
全科目合計では9割でも、常識科目で1点たらず不合格となり、
多くの受験生を地獄に落とします。
1点に泣く試験ともいわれてます。
来年2022年本試験の対策と合格率予想,
超難問になったとしても過去最低の2%台にならず、
特例措置がでて来年度も合格者を2500人前後に調整されて、
合格率は6~8%の範囲内になると思います。
【2022年 第54回本試験を終えての予想】
令和4年は、またがらっと出題傾向がかわりました。
選択式は、救済がない予想が多い(あったとして、社一2点)
択一は昨年と同レベル 45点前後との予想が多い
もし選択式の救済がなければ、
昨年より合格率は下がると思います。
社一が2点になるとしたら、逆に合格率は高くなりそうです。
今後、各学校のデータ予想がでてきてから、また予想を更新します。
2023年対策
全科目を確実に基本論点を中心に制覇できれば、
合格レベルに必ず達します。
そして救済条件に入る=多数派になれば合格を成し遂げられます。
奇問の一般常識科目は、皆ができる問題は必ずとる、勘でも良いので当てる。
それ以外は、救済制度があります。
一般常識を恐れるあまり、範囲を広げすぎても、結果当たれば良いですが、
当たる確率はゼロに近いです。
なぜなら、大手予備校が皆外したわけですから・・・。
外したからこそ、受験生もできない人が続出、結果として救済になってます。
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