令和3年第53回社会保険労務士試験の詳細情報を読み解きます。
2021年の本試験結果
2020年と2021年を比較して考察します。
【主要データ】
合格者 2,937人(2020年2,237人、2019年 2,525人)
受験率 74.0% (2020年70.8 %、2019年 77.5%)
合格率 7.9% (2020年6.4%、2019年 6.6%)
昨年は受験率がコロナの影響で約7%下がりましたが、
今年もコロナ禍、緊急事態宣言もでてる地区が多かったにもかかわらず、
予想に反して受験率が3.2%アップしています。
今年の合格率は、前回の分析でも記載しましたが、
受験料の大幅値上げ、コロナによる受験辞退が発生して、
記念受験レベルが減り合格率が高くなると予想したのですが、
今回は、他の要素で合格率が爆上げとなりました。
理由は、救済が原則条件ではなく、特例発動したためです。
救済の数は、その年の合格基準点に直結します。
令和3年は労一で1点救済、国年で2点救済となってます。
労一では1点の方が約1万2千人います。仮に2点救済だったとすると、
相当低い合格率になったと思われます。
<その他詳細データ>
【年齢別・職業別・男女別構成】
(1) 年齢別構成
20 歳代以下:12.8% (前年12.3%)、
30 歳代:35.6%(前年30.1%)
40 歳代:30.1%(前年30.1%)
50 歳代:18.7%(前年18.7%)
60 歳代以上:6.2%(前年8.8%)
※赤字は増加
最年少者 20 歳、最高齢者 73歳(昨年78 歳)
【参考】
過去最高齢は、84歳(令和元年、平成3年度)
男性61.7%(昨年64%) 女性38.3%(昨年36%)
(2) 職業別構成
会社員:60.4%(前年58.4%)、無職:10.3%(前年13.2%)
公務員:7.8%(前年8.1%)、団体職員:5.6%(前年4.0%)、
自営業:4.2%(前年4.8%)、役員:3.4%(前年3.0%)、
学生:1.1%(前年1.0%)、その他:7.2%(前年7.5%)
<年齢と職業別から読み取れること>
今年は会社員の増加と女性と若年層の増加が特徴です。(男性は減少)
コロナ禍で生き抜く選択の1つとして手に職を、資格を取得する会社員の方が増えたのでしょうか・・
社労士の仕事も女性先生ならではが求められるニーズが増えてますから、
来年も女性人気は続きそうです。
学生の受験生も数値からも微増してます。
肌感覚ですが社労士受験垢ツイッターでも、
学生さんのツイートも多く感じました。
学生の合格者が凄いのは、独学&短期合格の方が多いのが特徴です。
社労士試験の受験者特徴
働きながら合格が狙える
職種もバリエーションの幅が広い
年齢の幅も広い
多様性が高い資格試験だと言えます。
労働環境の変化の激しい時代にあわせて、
多種多用な専門性を持った社労士が、今年も大勢誕生しました。
社労士の未来は明るいと思います。
ぜひ、社労士に興味を持たれたかたは、挑戦してみてください。
働きながらでも合格を狙える数少ない国家資格です。
ゼロから始めるならば、LECのカリスマ講師 澤井先生の本がオススメです。
受験のキソから科目の全体把握まで、わかりやすく記載されてます。
澤井先生オリジナル語呂もありますよ
※澤井先生は今年の労一を的中させた先生でもあります。
ゼロからスタート! 澤井清治の社労士1冊目の教科書 2022年度版
☆御礼☆
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