社労士試験の救済予想は、大手予備校は受験生から自己採点結果をあつめて、統計学的に予想をします。
合格条件をチェック
予想するうえで、重要なのは、基準点がかわる場合の仕組みをしること
基準点とは?
基準点とは、
科目毎の合格基準の点数と
全科目の合計で判定する基準点があります。
基準点割れとは?
基準点を下回ることを『基準点割れ』と言います。
または、表現がよろしくないですが、『足切り』とも言います。
科目基準点
択一式:各科目4点以上(10点満点中)
選択式:各科目3点以上(5点満点中)
正確には合格基準点は以下のようになっています。
・選択式試験の総得点40点中28点以上、かつ各科目5点中3点以上
・択一式試験の総得点70点中49点以上、かつ各科目10点中4点以上
救済とは?
その年の受験者の得点分布を考慮して、
一定の場合に合格基準点を引き下げる措置を
「救済」と呼ばれます。
科目救済のざっくり説明
半数の方が、3点をとれなかった場合、
2点(1点)以下の人の割合できまります。
引き下げを試算してみて、
合格者が多数ですぎると引き下げされません。
【重要なポイント】
もう少し具体的に説明します。
2点に引き下げた場合
2点以上の人で、7割以上となったら引き下げしません。(3点のまま)
引き下げの下限
選択式は1点まで(0点救済はなし)
択一式は3点まで(2点以下の救済はなし)
でしたが、どの予備校を予測できないことが発生した年があります。
本基準は、あくまで原則であり、このルール意外に自由に救済を設定できることが発覚。
本来救済にならない点数分布だったのに、2点救済になったり、
本来2点救済が、1点に引き下げれました。
2021年本試験が救済特例が発動
全予備校が1点救済、2点救済を当てられませんでした。
自己採点データ分布と基本基準に照らし合わせて予想しても、
1点、2点になるデータがなかったから無理はありません。
例外の救済特例がでた年はこちら
👇
労一1点! 国年2点でした。
令和5年救済予想の速報
選択式は2年連続、救済なしが予備校からの情報です
詳細は👇を参照ください
選択式救済の歴史(過去5年分)
2022年の予想は、ほとんどの予備校が「選択式で救済はない」との予想でした。
最終結果は救済なしとなりました。
救済がなかった分、2021年合計基準点24点から27点と3点もアップしています。
令和4年度 救済なし
令和3年度 労一1点、国年2点(救済条件で例外発動)
令和2年度 労一2点、社一2点、健保2点
令和元年度 社一2点
平成30年度 社一2点、国年2点
予備校予想の的中率
厚年で2点救済にならないかと願っている人も多いと思います。
予備校の救済情報が必ず当たっているわけではありません。
2021年は、どの予備校も労一の1点救済を当てていません。
それ以前の令和元年までは労一の救済を毎年予想して外れていました。
しかし、その後は2年連続で労一の救済が入っています。
予想とズレを生む理由は、
7割基準があるからです。
2点の方が多いのですが、1点の方が少ない
2点の方を繰上げ合格にすると、合格者が7割を超えてしまう
この条件があるために、難問だったのに救済されずになります。
下記は予備校の救済予想の的中率を調査した内容です
👇
今回ならば、厚生年金は、Twitterの自己採点投稿をみていても、
救済されそうな勢いで2点の方のツイートをみかけます。
ただ、1点と投稿している人がほとんどいない、ここが心配点ですが、
公式X(旧Twitter)を利用している方は、優秀な方が多い傾向があります。
予備校の自己採点に登録しない層も多いので、予想に反して救済2点になることは十分にあります。
予想は、あくまで予想。
救済条件も、あくまで原則。試験委員会の調整弁が発動されれば、例外救済もありえます。
あきらめずに、10月16日が運命を変える日として待ちましょう
☆御礼☆
最後までお読み頂きありがとうございます。
下記のアイコンをクリックすると、他の素晴らしい社労士や資格関連のブログの一覧が表示されます。 参考になりますので、ぜひ閲覧してみてください。
【お願い】 この記事も参考になったらアイコンクリックお願いします。
👇️