6月2日より、2025年度の労働保険年度更新手続きが開始されました。人事・総務担当者の皆様にとって、忙しい時期の到来ですね。
社会保険労務士にとっては一番の繁忙期です
(税理士の確定申告時期に相当する忙しさ)
- 労働保険年度更新とは?基本の仕組みを解説
- 保険料の計算期間と算定方法
- 概算納付・確定精算システム
- 重要な期限と罰則について
- 【受験対策コラム】徴収法は狙い目科目!
- 【実践問題】保険料納付期限の延長制度
- 口座振替のメリット
- まとめ
労働保険年度更新とは?基本の仕組みを解説
年度更新の基本情報
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緑色の封筒が事業所に届いているはずです
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申請期限:7月1日〜7月10日
保険料の計算期間と算定方法
労働保険の保険料は以下の仕組みで計算されます:
計算期間
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毎年4月1日から翌年3月31日までの1年間
算定方法
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全労働者の賃金総額 × 事業ごとの保険料率
概算納付・確定精算システム
労働保険では独特の納付システムを採用しています:
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概算納付:保険年度ごとに概算で保険料を納付(労働保険徴収法第15条)
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確定精算:保険年度末に賃金総額確定後に精算処理(労働保険徴収法第19条)
重要な期限と罰則について
納付期限
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通常の納期限:7月10日まで
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申請手続きと保険料支払いの両方が対象
遅延時の罰則
厚生労働省の公式発表によると、手続きが遅れた場合:
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政府が保険料・拠出金の額を決定
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追徴金:納付すべき保険料・拠出金の10%を課される可能性
【受験対策コラム】徴収法は狙い目科目!
なぜ徴収法がおすすめなのか?
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覚える範囲が他科目に比べて少ない
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短期間で仕上げが可能
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得点源として活用できる
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実務でも必須の知識
効果的な学習方法
実務経験者の場合 6月に会社で労働保険の実務がある方は、この機会に徴収法の試験対策を集中的してみてはいかがでしょうか?
実務未経験者の場合実務を想像しながら徴収法を学習すると、理解が深まり楽しく学べます。
【実践問題】保険料納付期限の延長制度
問題 保険料の納付期限が延長されるのは、どのような場合でしょうか?
解答 口座振替を利用した場合
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通常期限:7月10日
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延長後期限:9月6日
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ゆとり日数:58日
口座振替のメリット
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キャッシュフロー改善効果
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資金繰りに余裕が生まれる
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手続きの自動化
まとめ
2025年労働保険年度更新は7月10日が重要な期限です。早めの準備と正確な手続きで、追徴金のリスクを回避しましょう。口座振替制度の活用も検討してみてください。
明日も有益な情報をお届けします。お疲れさまでした!
☆御礼☆
最後までお読み頂きありがとうございます。
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