法律の学習が初めての方、法律が苦手な方でも、社労士試験は合格できます。
私は理系で文系科目、ましてや法律なんて、大の苦手でしたが、
合格を成し遂げられました。
受験指導の経験と自己体験をふまえて、
いまから法律初心者として、自分が勉強を開始するならば、どうするかを
考えてみました。
初心者向けの勉強のコツ、入門テキストをご紹介します。
3つのコツ
①好きになる
②急がば回れ
③全体を軽く網羅する
①好きになる
いきなり、「好きになる」なんて、言われても・・・
苦手な科目を好きになれるはずがないと思いますよね。
質問です。
得意な科目ならば、必ず好きと言えるのでしょうか?
ただ点数をとれるだけで、楽しくない科目ありますよね。
苦手な科目、すなわち点数がとれないことを意味してませんか?
苦手イコール嫌いに直結はしないはずです。
(点数が伸びず、結果的に嫌になってしまうとはありますが・・・)
好きになるために
なぜ、社労士を目指そうと思ったのか、目的を明確にしてください。
社労士として活躍している将来を強くイメージしましょう。
目的の達成のために目標を設定します。
目標=社労士試験に合格です。(目標は目的達成のための1ステップ)
学生時代のように、やらされる勉強でないのです。
自ら社労士として活躍する目的のために必要な勉強をするのです。
社会人の勉強は、与えられた権利学習なのです。
そうは言っても、社労士の仕事にやりがいは感じるが、法律への抵抗感がある、
それは法律を文字の羅列、テストのために覚えると思うから苦痛なだけです。
労働法、社会保障の諸法令は、
働く人、経営者、人生を生きるためのサポート(補償=障害、遺族、年金等)に必要な法律です。
社労士としての仕事に必要なことは勿論ですが、
自身のこと、家族のことに対して使える知識が身に付きます。
法律を自分事に照らし合わせて、具体例を想像しながら読み込むと、
もっと知りたくなってきます。
②急がば回れ
いきなりテキストを開くのはやめましょう!
これで一気にやるきがなくなってしまいます。
とにかく法律に慣れてない方にとって、最初はテキスト読みは地獄の辛さです。
日本語とは思えない感覚に陥ります。
でも心配しないでください。慣れたら法律条文は非常に読みやすい構造になっています。
「好きになれ」でご紹介しましたが、なぜ法律があるのか、どのように利用されてるかを知ることで、勉強しやすくなります。
実務経験なくて、利用イメージが想像しづらい場合の対策
社労士が活躍する小説や企業の労務改革をテーマにした本を読むことからはじめます。
オススメは以下の2冊
新人社労士の活躍ストーリー
『ひよっこ社労士のヒナコ』
企業側の労務問題をテーマにした小説で、
試験勉強にも役に立ち、ラストの衝撃的なオチも楽しめるのが、
『労働法で人事に新風を』
当ブログでも概要をシリーズで解説しています。
※最新の法改正は未反映ですが、実務イメージがリアルにわかる名著です
小説から社労士の活躍イメージと職場で必要とされている知識だと理解いただけるはずです。
急がば回れの2ステップ目
法律の構造、基礎用語を学びます。
累計17万部以上売れてる法律を学ぶ人なら必ず知っているベストセラー
著者が学者でなく、法を作っていた側からの説明なので、法律体系ルールについて、実践的な内容が満載。
「法律用語がわからない」
「条文の読み方がわからない」
初学者に、テキストを購入する前に、読んでほしい、超オススメの1冊です。
『法律を読む技術・学ぶ技術』
③全体を軽く網羅する
準備を整ったら、いよいよテキストを選びます。
本屋で、TAC、LEC、大原のテキストをパラパラと見て読めそうなモノを選んでください。
いきなり通常テキストが厳しいと思ったら、
合格への初めの一歩:スタートアップ講座
社会保険労務士の仕事内容、試験の実施日程や試験問題の形式、社労士試験合格までの学習の流れをイラストや図解されてます。
法律の基礎知識も充実してます。
入門編として良い点は、
難しい法律用語や細かい内容は極力排除されてる事。
「知っててよかった〇〇法」ミニコラムあって、息抜きかねて勉強にもなります。
TACの入門書から始めたら、
独学で短期合格者が続出しているTACの通常版へスムーズに学習がつながります
合格できる論点が凝縮されてます
ご自身のレベルと相性でテキストを決めたら、
初回は目次を読むことから始めます。
次に、本文ですが、わからないところは華麗にパスして、
とにかく全章を読んでください。
全体を網羅しやすいテキスト(苦手な方向け)
LECカリスマ椛島講師の書下ろしテキスト 【NEW2025版】
表紙にあるように、初学者でもスラスラ読めるが売りです。
【特徴】各科目1動画、無料解説付き。
各科目の最初の章に重要な条文が多くあります。
科目のはじめが一番難しく感じますので、
初回動画を見れば、科目の学習が進めやすくなります。
今年1月発売された「これだけで半年合格を目指す」内容で、
基本論点中心となっていて、ちょうど良いボリューム感になってます。
動画解説フル版👇
これからが学習される方へ
社労士試験に合格できるかどうかは、最後まであきらめずに勉強すれば、
必ず合格できるレベルになれます。
法律初心者には最初のハードルが高すぎるので、挫折しがちですが、
最初に高く感じた山も、上ってみれば、意外に低く感じます。
(山の入口は急な坂でも、途中から、なだらかな道になります)
事前の準備をしっかりして、挑めば山頂制覇(合格)は夢ではありません。
法律嫌い、模試でもボロボロだった私でも合格できたのですから・・・。
秘訣は継続あるのみです。
当ブログでは、社労士試験を目指す方を応援し続けてまいります。
よろしくお願いいたします。
☆御礼☆
最後までお読み頂きありがとうございます。
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