受験生からの相談がありました
複数年にわたり社労士試験に挑戦しているが、どこまでやっても受かる気がしない
どうしたら良いかとの内容でした
2年前:1点たらずで不合格
1年前:6点たらずで不合格
複数年学習しているのに、本試験の合計点があがらずに、下がってしまった
なぜ、2年目の方が点数さがるのか?
これ、リスタート者あるあるです
勉強時間が増えれば知識の量が増える。受験に対してのアドバンテージになりますが、
正しい知識の積み上げがないと、お問い合わせ者のように、本試験で点数が下がることがあります
1年目の不安は全科目を十分に勉強できない、難しい問題まで対処ができないこと
これは不利な点でもありますすが、ギリギリでも合格すれば良い試験、
実務家としての実力を試す試験ではないので、
合格だけならば、知識量は7割でも合格は可能です
基本論点中心の知識があり簡単な問題は確実にとれる、これ大きなメリットです
知識が増えてくると、簡単な問題でも、ひっかけではないか?深読みして失点したりします。先の2年目の方が点数さがるのはこれが原因の一つになってます
見たことない問題、難問に対しては悩まずに直感で挑める、「思いっきりのよさ」も1年目の強みなのです
2年目以降は、知識量は増えても得点力に結び付かない原因は、
知識を正しく整理して覚えていないから。知識が乱雑に積み上げた状態。これでは正しく知識を引き出せません。
似て非なる論点が多々あるのが社労士試験では、あいまいな知識は増えれば増える程、得点力に影響がでます
あいまいな知識を無くすには、科目横断で縦横で論点を整理する必要があります
さらに「今年で決めたい。もう後がない」との強いプレッシャーがおそってきます
これが本試験で極度の緊張となり、せっかく覚えた大量の知識をフルにだせない方も大勢います
2年目の方がはまる誤った学習法
・テキストを軽視してしまう
・基礎論点の問題を軽視してしまう
・問題演習に答えてるつもりが、論点を考えてこたえていない(覚えてしまっている)
1年目でテキストを制覇しているので、2年目も同じテキストをみても、意味がない。
点数とれなかったのは、問題演習不足、記憶量が足らないと考え、とにかくアウトプット中心になる方がいます
答え合わせも、問題集の解説を読む程度、本来はここでテキストに戻り、論点の理屈を理解し、周辺論点も漏れなくおさせる必要があります
(1年目は難しい論点は後回し、基本論点の理解が中心で、テキストを良く読んでいるので、基礎論点には自然に強くなっている時期なのです)
基礎とは、簡単な問題のことではありません
同じ条文の他の論点から出題されても基礎力があれば得点できるはずなのですが、
過去問偏重だと、全く同じ論点、同じ個所から出題されないでないと得点できないのです
さらに2年目の方が不利になるのは、法改正
1年目で覚えた論点が、法改正により変わってしまうことがあります
これが3年、4年と学習が続くと、法改正だらけで知識が混乱します
【参考】短期合格を目指すなら、
短期学習のあった勉強法をチェック👇
問題演習やってもやっても得点力が伸びない、逆に下がった、スランプだと思ったら、
過去問を封印して、初心にかえりテキストの精読してみてください
テキスト読みに近道はありません
1ページ読んだら、生徒に教えるつもりで、ページの論点まとめを解説してください
(自分が講師で、自分が生徒の一人二役)
社労士試験は、なるべく短期で合格を勝ちとること、
長期の勉強計画は不利になりえます
無限地獄にハマらぬよう、不退転の気持ちで、あと約6か月のりきりましょう!
☆御礼☆
最後までお読み頂きありがとうございます。
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