模試を受けて自己採点をされた後、模試の総合成績表が届きます。
択一式、選択式の合計点毎にあわせた社労士試験対策の具体的なアドバイスです。
社労士模試の成績結果の分析と対策
択一式、選択式の合計点を確認してください
そして下記のマトリックスにあてはめます
合計点別の具体的な社労士試験の択一対策
本日は、B、C、Dの方へのアドバイスをまとめます
特に択一式の点数が足りてない方(C、D)の方へお読み頂きたい内容となってます
A・・選択式、択一式共に合格圏内
→この調子で本試験をピークにあわせて継続あるのみです。
B・・択一式は合格ラインを超える実力がある。選択式が不安な状況
→選択式ならではの出題傾向対策をする。
(目的条文、一般常識対策[法令及び白書・統計数値]、判例、数値の暗記 etc.)
C・・選択式に苦手意識はない。択一式が合格ラインに届かない状況
いまの時期、1回目の模試受験時はCの方が多いと思います。
こんなに勉強してきたのに、なぜ点数がとれないのか?
不安となり焦る方も多いのですが、
原因は本試験を意識した演習不足です。
<対策>
選択式は、択一式の知識や文脈から解ける場合は
択一式の得点力を伸ばすことを優先してください。
択一式は知識量だけあっても
「知識の正確さ」
「問題を早く解く力」がないと
模試や特に本試験では
合格基準点を超えることが難しくなります。
「知識の正確さ」を身に付ける方法
時間があれば、テキストの再度の精読をオススメしますが、
そんな余裕はないと思いますので、
横断整理演習を推奨します
なぜ横断整理学習でなく演習なのか?
横断整理学習は科目単位のインプットテキストの姉妹品
テキストの論点を科目で横断でまとめたものを、一覧表で覚えるスタイルです。
横断整理表は論点が比較できて理解しやすい反面
内容が凝縮されていて論点が多すぎて覚えるのが大変です。
初見で横断整理テキストを使ったときに
覚える事が多すぎて勉強が続かなかったことがあります、すぐに挫折です(泣)
膨大な横断整理表を活かせる人は、すでに論点が定着している方です。
上級者の、論点の復習用なのです。
得点力がまだ不十分な方(論点が浅い)にとっては
使いこなすのが厳しいと思います。
手っ取り早い横断整理対策☆初級編
横断演習ができる問題集を使います。
似てる論点で頻出なものを2つ比較し違いを答える問題集
すべて答えがバツの問題集なので、
論点の間違を説明する力、すなわち正確な知識が身に付きます。
【問題1】横断整理演習(労災&健保)
例えば基礎的な横断整理としては下記はどうでしょうか?
正しい文章を選べますか?
含む、含まない
連続か通算か、正確に覚えてますか?
<療養の給付の範囲>
労災保険 → 移送も『含む』OR『含まない』
健康保険 → 移送は『含む』OR『含まない』
<待機>
労災保険: 休業(保障)給付 → 『通算』OR『連続』した3日
健康保険 : 傷病手当金 → 『通算』OR『連続』した3日
【答え】
最下段に掲載
横断整理の問題集はこちら
唯一無二の比較認識法をとりいれた問題集です。
私はこれで、知識力が得点力へと高められました
(比較認識法を知らなかったら、早期に合格はできてなかったと思います)
直前期に得点を伸ばしたい方にオススメです
(特にマトリックスでCカテゴリーの方向け)
👇
比較認識法(横断整理)の詳細はこちら👇
「問題を早く解く力」を身に付ける方法
一肢30秒で正誤判断する訓練が必要です。
1問単位では、30秒を意識されてる方の盲点
本試験は、択一式で350肢あります
一度に大量の選択肢の解読を続けると、脳も疲労します
最初は労基法は順調でも後半戦の社会保険に進むころになると
疲労困憊、なのに、難易度が高い年金科目
追い打ちをかけるように長文問題も多い
この状況かで、30秒で解くのは非常に難しくなってきます。
<スピードを身に付ける効果がある訓練>
本試験を意識して、10科目満遍なく、複数科目を一気に
時間を意識して演習する訓練が必要です。
ほとんどの方が、本試験を模擬した演習を
会場受験の模試の時ぐらいしか体験していません。
本試験を想定した訓練不足は、知識があっても本領発揮できなく、
非常に残念な結果を生みやすいのでご注意ください
本試験を意識して過去問、答練を時間をきめて
350問を一気に解くようにしてください
D・・択一式、選択式とも合格ラインに届かない状況
あと3か月で合格レベルに伸ばす必要があります
原因を分析してください
①インプットの遅れ
点数が労働法は6点以上とれているが社会保険科目の科目が6点未満
このような場合は、未完了科目のインプットが優先です。
あと1か月でインプット制覇
残り2か月でアウトプットに専念しましょう
②基準点割れ(4点未満)がある
苦手科目が影響しています
社労士試験はオールラウンダーになる必要があります
どの科目も平均的に得点できる人が有利な試験です。
ステップ1: 苦手科目のインプットを再度やります
テキストを精読しながら苦手科目のページ内で 苦手な章や論点をピックアップします
ステップ2: 苦手な論点の過去問を徹底的にやります
スケジュール的に時間が足らない場合
捨てる作戦もあります
捨てる勇気も立派な戦術です。
例 基本論点のみ集中。時間が足らなくなったら、
選択式問題集、白書統計、法改正等はやらない
これでも合格レベルに達することは可能です。
※ただし基本論点での取りこぼしがあると本試験でリカバリーが難しくなります。
捨てる学習の優先順位ランキング
1位:法改正
出題されない年もあります。捨てるのが怖い場合は
法改正は模試に出題された部分だけおさせえておけば、まず安心です
2位:白書対策
労一、社一の頻出な法律は勉強が必要ですが、
白書統計部分は、物凄い勉強量でいどんでも
点数がとれなく涙を飲む可能性が高い科目です。
プロの予備校ですら、問題の予想が、ほとんど的中できてません。
昨年ならば、LECの澤井先生ぐらいしか完全的中できてません
とことんやっても得点できない確率も高いし
白書、統計は自己の経験値や勘でとける可能性もあります。
実際に難問と言われる問題は、どんなに勉強しても失点する人が続出
気楽にクイズ感覚でとくと正解できたりする問題もあります
(テキスト未掲載)
過去問の選択式難問で
私の母は正解し、私は不正解になることは良くありました。
例えば、
【問題2】外国人労働者の多い国 2番目は?
出題当時はベトナムでした。これを母に即答されました
※注意:いまランキングがかわってます
最新の外国人の雇用状況の統計情報はこちら
👇
思い切って、対策はしないで、のぞんでも合格チャンスはあります。
捨てるのが心配な方へ
模試の択一と選択式で出題された白書統計の数値だけおさえておきましょう。
模試受験した多数派が正解できる問題だけ、
得点できれば足切り回避できる可能性が高まります。
3位:選択式対策
択一式で高得点がとれる、テキストの精読ができてるならば、
選択式の専用問題集をやらなくても、合格できる可能性はあります
できるならば目的条文ぐらいは覚えておきましょう
耳で覚える隙間学習につかえる
読み上げ式の目的条文対策はこちら
👇
少し時間がとれるならば、
大原のトレーニング問題集 選択式で
苦手科目だけ購入する
レベルAの選択式専用の知識がないと解けない問題だけ演習する
ここまでできれば、かなり安心です。
選択式の知識がないと基準点割れになる可能性が高い科目
安衛法、労基法(判例)
労基法のトレ問はこちら
択一式の知識だけでとけない問題に「レベルA」マークがあります
👇
表紙をクリックして詳細確認
焦るが負け、スランプ脱出するために必要なこと
模試の結果がおもったよりとれないと、
無理な対策をしてしまう人がいます。
知識量が足らなかったと反省し誤った対策に注意
・あらたにテキストを追加購入してしまう
例えば模試に自分の持っているテキストに未掲載の問題が出てたので不安になり、
テキストを購入していまう
・出来なかった問題の論点を深堀し勉強してしまう
論点理解が足らなかったと反省し、周辺論点の深堀してしまう
上級者に多い過ちです。
合格するための優先順位の決め方
直前期は残り期間を考慮した勉強計画の練り直しが必要です
下記の優先順位で、学習をすすめてください
優先度1位:重要度が高く(頻出論点) & 未学習の基礎論点
→やれば簡単に得点できるので、すぐに取り組む必要があります
優先度2位:重要度が高く(頻出論点) & 苦手な基礎論点
→苦手な科目、基準点割れがありそうな科目があると合格できません。
択一式ならば、5点はとれるように学習します(注意:満点を目指す必要なし)
優先度3位:重要度が高い(頻出論点) & 得意な論点
→得意な論点は、やらずとも点数がとれますが、触れてないと、得意でも忘却します。
得点力をキープする必要があります
本日のまとめ
残り3か月、有効的に時間を活用、戦略を立てれば、
3か月もあります。まだまだ追い上げは可能です。
特に初学者の方は、8月にはいってから急激に点数が伸びます。
最後まであきらめず、継続した方へ勝機がくる試験です。
あと少しです。成し遂げましょう
☆御礼☆
最後までお読み頂きありがとうございます。
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【答え】
<療養の給付の範囲>
労災保険 → 移送も『含む』
健康保険 → 移送は『含まない』
<待機>
労災保険: 休業(保障)給付 → 『通算』した3日
健康保険 : 傷病手当金 → 『連続』した3日