東日本震災から11年目、忘れてはならない日です。
被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
地震災害以外にも、昨今はテロ、戦争と世界中でリスクは多々起きています。
危機管理コンサルの仕事もしておりますので、
今日はリスクマネージメントの話をメインにさせて頂きます。
リスクマネージメントの観点から社労士、勉強対策についても、まとめています。
震災体験談
311の時は名古屋から東京に電話をしていました。
電話口(東京側)から、突然、悲鳴が聞こえました。何事かと思っていたら、
数秒遅れて、東北から遠方の名古屋でも大きな揺れを感じました。
東日本は想像を絶する揺れだったのだろうと思いました。
さらに古い体験談になりますが、
神戸の震災の時は、大学の論文を徹夜で書いているときに、ニュース速報の映像を見たのを忘れられません。
危機管理とは?
辞書によれば、「リスクを未然に防ぐ事」とあります。
予防が最大の危機管理となるわけです。
リスクマネージメントの重要性
そして想定外をなくすこと
まさかが、現実となって被害が拡大します。
リスクを正しく評価(リスクアセスメント)を行い
事前に対策を計画することが大切で、
リスクをコントロールすることがリスクマネージメントの考え方になります。
日本は、安全と水がタダの時代は終わりました。
最近はコロナ一辺倒ですが、地震、津波、台風、火山、そしてテロのリスクが日本にはあります。近隣には非友好国があります。その中には大国も含まれてしまいました。
想定外と思っていた戦争リスクも可能性がゼロではなくなったのかもしれません。
日本人は、日本は安全な国であると思っていますが、
海外の人からみて、極東の日本はリスクランキングが高い国としてマークされています。
一番の理由は地震大国だからです。
地震には慣れているなんて、妙な自信は無用ですよ・・・
リスクには自身の考え方も影響します。
自分は大丈夫といった妙な自信
これを危機管理、災害心理学では「正常性バイアス」と言います。
自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価してしまう人の特性をあらわしています。
次に備えたら、事業を継続させる対策が必要となります。
これが俗に言うBCP(ビジネス・コンティニュティー・プラン)=事業継続計画です。
リスクが発生した場合に、どのような代替措置、復旧するかを、
事前に手順を決めておきます。
ここまでが教科書的なお話になります。
企業でもBCPを高いお金をコンサルタントに払って作ったけど
分厚いマニュアルが埃をかぶってたりします。
緊急時に、机上の空論?使えないマニュアルが多いのも実態です。
日々、見直し、改善、社員と共有できて、血の通ったマニュアルとなります。
資格試験対策のブログで、危機管理のノウハウを書いてても、
皆さま興味ないかもしれませんので、
危機管理と社労士の関係から勉強対策についても、お話します。
危機管理×社労士について
社員の安全配慮義務が必要な時代です。
これは労働契約法 第5条になります。
さらに安全衛生法、事故が発生した際の労災適用などあります。
海外危機管理も関心が高まる昨今です。
海外出張時のリスクマネージメントとして
海外で労災、健康保険が適用も社労士マターとなります。
駐在員も労災適用できる制度条件もあります。(特別加入制度)
【法改正情報】※直近には法改正がありました
2021年9月1日~
労災保険特別加入の対象範囲に以下の2事業が追加
・原動機付自転車又は自転車を使用して行う貨物の運送の事業
(第2種特別加入保険率:1000分の12を予定)
→Uber Eatsの配達員の方等が対象です
・情報処理システムの設計等の情報処理に係る作業
(第2種特別加入保険率:1000 分の3を予定)
直近の法改正は狙われる危険性があります。
論点について即答出来なければ、テキスト要チェックです(頻出事項)
社労士は労務リスクを洗い出しリスクを未然に防ぐ仕事です。
安衛法はリスクマネージメントそのものの法律です。
健康保険でも健康経営があります。
従業員の健康面のリスクアセスメント(評価)をおこないリスクを管理して
生産性向上につなげる等
社労士の予防法務の考え方
社労士業、すなわちリスクマネージメントなのです。
社労士試験勉強のリスクマネージメント
リスクマネージメントの本質は勉強対策と似ているなと思いませんか?
・未然にリスクを防ぐ=リスク(課題)を分析して、失点を未然に防ぐ
・自分は大丈夫と思ってしまうと、失敗する(思い込みによる失点)
・BCP=リスク(スランプ)を回避し勉強を継続する
※社労勉では、Bはビジネスでなく、勉強のBですね
・本試験で失点をリカバリーする対策 等々
社労士試験では、
本試験まで残り約半年です。
いままでの勉強を振り返り、リスクを洗い出して、
対策を一度、じっくり立てて見ることをお勧めします。
そして、想定外に備えた対策も検討しましょう
取り急ぎリスク分析には、
過去問の基本問題で、苦手分野を特定することです。
社労士試験には足切り(科目毎の基準点)があります。
苦手科目があると、全体で9割できても合格できません。
得意科目はキープしつつ(忘却対策)、苦手科目をなくすことが合格への近道です。
次は模試を活用してリスク分析が有効です。
5月からは日本で一番早い模試もあります
これから、各学校の模試も始まります。どれを受けるかスケジュール管理も重要です。社労士専用のスケジュール管理ができる手帳がLECにあります。
まだ在庫あるかもしれません・・詳細は👇を参照ください
BCP(勉強の継続プラン)としては、体調管理はもちろんですが、
例えばツール面では、実際のリスクを想定して準備が必要です。
想定外のことがおこりえます。
机から転がらない鉛筆(六角形のモノ)、
真夏でも極寒の会場もあるので、クーラー対策の上着(社労士試験は真夏)等々
準備が万全かのチェックは、これも模試で試すことが有効です。
最後に
『シャロ勉と泉(知識の泉)』はタダではありません。
独学だって貴重な時間を割いて勉強しています。
知識は覚えても、すぐに水のように流れてしまいます。
知識をせき止めて貯め込み優良な泉にするためには、時間もパワーも消費します。
晴れて合格すれば、社労士として有料な知識として活用できます。
大きな災害が起きないことを祈りつつ、今日はこの辺で…
それではまた
☆御礼☆
最後までお読み頂きありがとうございます。
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