社労士試験の難所は、一般常識科目(労働に関する一般常識、社会保険に関する一般常識)、通称労一、社一。
まわりからは、「一般常識なんて、勉強しなくても、経験値で答えらえるのでは?
なぜ、常識が難しいのかわからない」とよく言われました。
問題を作成される学者先生にとっての「常識」は、想像を超えてます・・・。プロの予備校講師すら予想できない難しさがあります。
例えば、「メジャーリーグの大谷翔平選手は、何の二刀流か?」との問いは、
誰でも答えらるはず。まさに一般常識と思った方も多いと思いますが、
野球に興味ない方、テレビを見ない方にとっては、知らなくて当然の情報になります。
テレビのクイズで、アイドルが、「右と左打ちの二刀流」と答えてました。
社労士受験生は、大学の先生からみると、大谷選手を知らない人と同じに見えてるのだと思います。
受験生でなく、社労士業目線として、一般常識科目の出題が、「常識」なのかと問えば、まさに実務家にとって常識と言える出題(助成金の名称等)が出題された年もあります。テキストにのっていない、最新の助成金名称は、受験生にとっては非常識だったと言えます。(令和2年の労一では、5問、すべて統計名称を問う問題)
ただ実務目線で答えられる常識の方がすくなく、社労士目線でも、さっぱり、見た事も、気にしたこともない分野からも、「常識」の名のもとに、重箱の隅の情報をピックアップしてきてるとしか思えない出題もあります。
白書、統計に公開されている以上、一般常識と言われたら文句がいえないのが現状です。落とすための試験でもあるので、一般常識が、合格者数の調整弁になってると思われますが、選択式で基準点が3点のところ、2点に引き下げるまでは、仕方がないとして、1点救済になるのは、問題の作りがおかしいと思います。
令和元年の社一は5点満点が、全受験生で9人しかいない難問もでこともあります。
【一般常識対策】
早めに常識対策をはじめ、「日々是常識」白書や統計をチェックする。
ニュースで社会保険、労働保険に関する話題がでたら、数値とチェック。あわせてGoogleアラートに登録してプッシュ情報として仕入れておく。
白書のPDFをスマホにダウンロードして、移動中でも少しづつ、繰り返し読みつづける。地道な対策こそが、一般常識攻略の王道になります。
時間がない場合は、大手予備校の直前対策「白書」を利用する。受験生の多数派が知っていることになる予想問題をおさえておく手が有効です。
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それではまたあした