社労士試験が難しいところは、一般常識の科目です。
特に午前中の選択式 労働に関する一般常識(労一)、社会保険に関する一般常識(社一)が難問化する傾向にあります。
【日々是、常識対策】
幅広い範囲から出題される統計問題に関して、日々、アンテナを高くはり、常に情報を意識する事が大切となります。
令和2年の労一では、5問、すべて統計名称を問う問題でした。
なぜ、統計名称5連発だったのか?
受験生時代は、実感がなく、悪問だと思いましたが、実務になると、各種統計を調べて、お客様へリアルな提案が必要となります。
その際に、どの統計を探すか、最初の頃はわからず大変でした。
〇〇の統計だったら、△〇統計だな?と即答できれば、生産性も向上しますし、
提案力もUP、結果収益UPとなります。
今となってはの話ではありますが、統計名、内容は重要だと理解できるようになりました(受験生にとっては覚える事が多く、出題されない方が良いのは事実ですけどね)
【最新統計情報】
今回は、人口動態統計の速報からまとめます。
2020年の出生数は、速報値は約87万人で前年比で、約2万5千人減少
※社労士試験では、おおよその数字を把握すれば大丈夫です。
20年の確定値は、83~84万人台となり、過去最少となる見通しです。
統計問題は、過去最少、過去最大となった時は狙われるので要チェックです。
現象した要因は、新型コロナの感染の影響で、結婚、妊娠に影響したようです。
(実際に妊娠届の提出が前年を大きく下回っている)
<<問題です>>
死亡数は、前年より増加したか、現象したか、わかりますか?
イメージでは、コロナもあり増加傾向と思われた方も多いかと思います。
【答え】
実は、速報値では、約138万人で、前年比で約9000人の減少
前年より減少するのは、9年以来で11年ぶりです。
要因は、コロナ対策で、季節性のインフルエンザの流行を抑えらえたためのようです。
コロナは恐ろしいウイルスですが、死亡数だけで言えば、インフルエンザの方が多かったとなりますね。
<<試験問題の作者側の狙い>>
このように、受験生の感覚とギャップのあるような統計問題を出題する傾向になります。
下記は、TwitterでLECのカリスマ澤井先生が、出題されていた統計問題です。
取り上げた理由は、8割の方が間違えた問題です。
まさにイメージとのギャップがあった内容です。
【問題】
令和2年労働災害発生状況調査より
休業4日以上、最も多かった業種は、
1位:第三次産業
2位は?
選択肢
A.陸上貨物運送業 B.建設業 C.製造業
答えは、最下段に記載します。
白書を極める方は、実際に白書を精読されてます。
☆御礼☆
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第三次産業:約61000人
製造業:24600人
陸上貨物運送業:15196人
建設業:14379人
答えは、C.製造業です。
社労士Twitterではレベルの高い受験生が多いのですが、
なんと、6割の方が、建設業、2割が、陸上貨物運送業を選択されてました。
正解率は19%でした。
これが、本試験であれば、難問化になってましたね。
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