判例を学び会社と従業員を守るセミナーを今年も開催します。
実務&試験対策にもなる判例検索サイトと本の紹介します。
社労士の受験時代は、判例問題は難しいので、出題されて欲しくないと思ってましたが、労務トラブル対策の観点でみたら判例集は宝の山です。
最高裁は15名のエリートが判決を出すだけに超重要です。試験にもでます。
試験範囲外ですが地方裁の内容は、実務では参考程度に確認しています。
特にメディアが取り上げた地方裁案件は、労務管理の運用に影響を及ぼすことがあります。
「名ばかり店長」とメディアで報道された、日本マクドナルド事件。
最高裁判決でなかったのですが、これを期に役職の名でなく、管理者としての業をしている人を管理監督者とし、それ以外には、時間管理対象、つまり残業がつく役職者との運用が大手から定着してきました。メディアの力は凄いですね。
裁判例検索サイト
就業規則の記載されるカテゴリーと比較しながら、関連する裁判例を調べられるサイト
引用:厚生労働省
本格的に判例を調べるならばこちら
キーワード等から調べるられます。
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2023年 社労士試験選択式の判例詳細
2年連続、判例祭り状態。判例が3つ出題されています。
科目:労働基準法
・此花電報電話局事件★
・大林ファシリティーズ事件★
科目:労働に関する一般常識(労一)
・大日本印刷事件
→労基以外の科目から出題が最新の傾向
昨年初めて労一で判例が出題され、2年連続で判例が問われました。
※2022年は労一:日立メディコ事件
わかりやすい判例対策本
下記は良書でわかりやすくオススメですが、残念ながら3つ的中ならず、
・此花電報電話局事件★
・大林ファシリティーズ事件★
が未掲載でした。
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未掲載の大林ファシリティーズ事件は
掲載されている大星ビル管理事件、受験対策としても必須判例に似てるので、
これは解答ができたと思います。
※某予備校の回答速報&解説で、大星ビル管理と解説してました。受験のプロも勘違いするぐらい大林と大星は似ている判例です。
大日本印刷事件は掲載されてますが、
三菱樹脂事件にも似ているので、仮に大日本印刷事件を知らなくても、答えられる可能性は高い問題でした。
そこで、まだ2024年試験まで1年あります。
受験の判例対策本は試験問題を作る先生達がチェックしていると思われます。
とは言え判例は無数にあります。
的を絞るならば、実務書として重要判例をいまから精読することをオススメします。
開業社労士としても判例解説本は実務として重宝しています。
実務と試験対策にも使える判例本
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判例の出題履歴
◎は二度以上、出題されてます。
令和4年
東亜ペイント事件
広島中央労基署長事件
日立メディコ事件
令和3年 国際自動車事件 平成29年2月28日の判例
令和2年 旭紙業事件
令和元年 ◎あけぼのタクシー事件※平成21年択一でも出題
平成30年 三晃社事件
平成29年 ◎時事通信社事件※平成24年択一でも出題
平成28年 専修大学事件
平成27年 阪急トラベルサポート事件、弘前電報電話局事件◎平成20年択一で再出題
平成26年 八千代交通事件
平成25年 ことぶき事件
平成24年 出題なし
平成23年 白石営林署事件◎平成22年、26年択一で再出題、◎あけぼのタクシー事件
平成22年 神戸弘陵学園事件、◎時事通信社事件、東朋学園事件
平成21年 福島教祖事件 ◎平成27年択一で再出題
平成20年 日立製作所武蔵工場事件
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