ある社会福祉士が、テレビで労災について誤解を招く発言したことで社労士垢Twitterで話題になってました。それも某有料放送だったからなおさらです。
有料だけに優良な放送をして欲しいものです。
一般国民からしたら、
社会福祉士も社会保険労務士(社労士)も同じに思えるのかもしれませんね。
社会福祉士 VS 社会保険労務士
社労士は労働法、社会保険諸法令の専門家
社会福祉士とは?
社会福祉士=「ソーシャルワーカー」
社会福祉専門職の国家資格です。
身体的・精神的・経済的なハンディキャップのある人から相談対応等が業務
合格率比較
社会福祉士:30%
社労士:6%前後
受験料比較
社会福祉士:19,370円(一般受験者)
社労士:15,000円
社会福祉士の受験科目
人体の構造と機能及び疾病
心理学理論と心理的支援
社会理論と社会システム
現代社会と福祉
地域福祉の理論と方法
福祉行財政と福祉計画
社会保障
障害者に対する支援と障害者自立支援制度
低所得者に対する支援と生活保護制度
保健医療サービス
権利擁護と成年後見制度
社会調査の基礎
相談援助の基盤と専門職
相談援助の理論と方法
福祉サービスの組織と経営
高齢者に対する支援と介護保険制度
児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
就労支援サービス
更生保護制度
社労士の試験科目
労働基準法
労働安全衛生法
労働者災害補償保険法
徴収法
雇用保険法
労務管理その他の労働に関する一般常識
社会保険に関する一般常識
健康保険法
厚生年金保険法
国民年金法
試験科目を比較すると唯一社会保障が少しかぶってますが、
前々範囲が違う資格だとわかりますね。
似ている名称ですが、似て非なる資格同士です。
社会福祉士は労働法の専門家ではありません。
テレビ放送では、社会福祉士の方が労災について説明されてました
業務中、通勤中の違いも説明せず、
労災をつかったら、労災保険料が高くなる(だから、会社は労災申請をしない会社もある・・・)との説明がありました。
本件は、あくまで〇〇先生の俗人の問題だとは思いますが、
社労士の専門分野、年金分野、助成金etc.を、他士業の先生(税理士、行政書士等)が説明される(またはメディアから呼ばれる)ことが多い気がします。
社労士がこんな発言したら信用失墜で倫理規定でも指導されそうなレベルです。
シャロ勉中の方、合格された方なら、基本の制度であり基本論点だけに、
こんな説明は誰もしないと思いますが・・・
今回の放送で誤解をされ、迷惑をするのは視聴者(法人、社員)です。
あの放送局には正しい情報を伝えて欲しいですね。訂正とかしないとは思いますが・・・クレームはかなり届いてると思います。
最後に・・
他山の石として、社労士たるもの知識のブラッシュアップ、
伝え方をしっかりせねばと思いました。
補足(社労士試験対策:予想問題、テキスト)
社会保障のテーマにちなんで、
介護保険法から出題予想はこちら👇
基本論点チェックならば、LECのカリスマ椛島先生の執筆された
基本問題集がオススメ
実務チェックならば、全国社会保険労務士連合会の市販書があります。
ここから社労士試験の事例問題でるかも・・・
☆御礼☆
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