3日の講習を無事におえて、立派な『講習修了証』と『運行管理者等指導講習手帳』を頂きました。
これで運行管理者の補助員ができるレベルに到達できました。
運輸業界を労務マネジメントからサポートするミッションのため社労士業に活かしていきたいと思います。まずは忘却しないよう日々復習と、実践、アウトプットあるのみです。次回、お客様とお話するのが楽しみです。
講習で、大手運輸業の管理部から派遣された講師から教科書にない、素晴らしいお言葉を頂きました。
<運行管理者の仕事>
◆乗務員の素行を把握する
◆出庫から乗務員を無事に帰庫させる
<無事の定義>
◆無事故+無違反+苦情無+健康維持
そのために必要なこと
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◆コミュニケーションを綿密にして風通しを良くする
◆管理者の言わんとすることを伝わるような人間関係を構築する
人事コンサルをしていて、共感することが多く、
風通しを良くする、管理者の言わんとすることを伝わるような人間関係
⇒これは、いまでいう心理的安全性がある職場作り、そのものですね。
管理、すなわちマネジメントの極意は、人と組織の活性化にあります。
これは業界問わず共通、管理者の責務も同じと言うことですね。
同じと言えば・・・
運行管理者と安全運転管理者も基本は同じ職種です。
運行管理者は、緑ナンバー運輸業内の管理責任者
安全運転管理者は、白ナンバーの管理責任者
→一般企業が仕事で車を利用する(一定台数以上)場合道路交通法令の遵守や交通事故の防止を図るための管理責任者です。
簡単い言えば、運輸業界が運転管理者、その他が安全運転管理者となり、
どちらも重責を担う仕事になります。
最近は事故を起こすと記者会見で、まっさきに矢面に立つのが運行管理者です。
アルコール規制も一般企業もアルコールチェックが必要なりました。
これからは管理者のニーズが増えてきますね。
両管理者は、安全運転の管理がメイン業務ですが、運転士の健康管理も、重要なお仕事、過重労働は健康に影響があります。
労務マネジメントには法律として労基法、安衛法(健康管理)等が関係します。
講習でも労基法の時間が皆さま一番大変そうでした。
業界特有の時間管理の通達(改善基準告示)があり、
運行管理者の範囲(デジタコで管理できるハンドル時間等)以外のデータ、総務管轄の出退勤の帳票と部門の垣根を超えた横断管理が2024年4月からもとめられます。(時間外労働規制の罰則)
そのためには、各部による固有のアナログ作業ではトータル管理ができません。
効率化、データの見える化のためDX利用が必要になります。
いまの運用に縛られず、柔軟な対応が管理者に求められてきます。
その際に、DXと労働法に強い社労士の出番だと思っています。
良い管理者がいれば、良いドライバーが育つ、ドライバーが素晴らしければ、また管理者自身も成長する好循環が生まれます。
私は特に旅行業が長かったので、貸切バス業には特に思いがあります。
バス、トラック、タクシー業の働きやすい、働きがいがある会社の支援のため、
社労士、人事コンサル、リスクマネジメントの専門家として、今回の研修を受けてみて、あらためて運行管理者、事業者の課題を共有し課題解決を支援できるノウハウを極めたていきたいと思います。そして2024年問題対策にお役に立てれば幸いです。
それではまたあした
☆御礼☆
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