社労士試験は1科目あたりのボリュームも多く、10科目もあり難関資格となっています。勉強スケジュールの前半が労基法をはじめとする労働法、後半が社会保険諸法令になります。
難易度が一気にあがるのが年金科目、
初学者のための効率のよい対策があるかと聞かれると、
年金克服に王道はありません
1回目は苦痛でも、じっくりテキストを読む、数字(日数、生年月日、特例の日付等)は暗記不要で、なんとしてでも最後のページまでつきすすむのです
国民年金、つづけて厚生年金と1回転すると、ぼんやり見えてくるものがあります。
ここまでが準備段階です。
ステップ1:過去問を読む
通しでテキストを読んだ後は、すぐに過去問をチェック
過去問を解くのではなく、問題みたらすぐ解説を読む
これで、テキストのどこが出題される論点かがみえてきます
※テキストには多くの数字等あって、全部覚えるのかと心配になりますが、
過去問チェックで、覚える対象、量が感覚的にわかります
一般的な学習順番である国民年金→厚生年金ではなく、
その名のとおり、同時に両科目を進める勉強法です。
ステップ2:国年と厚年を並行で学習する
国年と厚年では似てる論点が多々あり、これが難しくさせている理由の1つ
そこで横断整理学習をとりいれます
両科目の目次を見比べてみてください
主な共通点が下記となります。
総則
①被保険者
②老齢基礎年金/老齢厚生年金
③障害基礎年金/障害厚生年金
④遺族基礎年金/遺族厚生年金
脱退一時金
併給
費用
不服申し立て
届出
勉強手順
特に横断整理学習ををオススメする箇所は、
先に番号を付番してた①~④となります。
まず目的条文を比較してからスタートです。
両科目を比較して違いを把握しながら学習を進めまていきます。
国民年金の被保険者を精読したら、
厚生年金の被保険者も、すぐに精読します。
両科目を比較して違いをまとめます。
同様に基礎年金と厚生年金も比較しながら並行学習をします。
違いとして代表的なものをあげれば、
障害年金の等級区分の違いがあります
障害厚生年金には3級があって、
障害基礎年金には3級がない
<並行学習の活用例:実務編>
常識的な内容かもしれませんが、
このような違いは実務でも有益な情報となっています。
例えば、短時間労働者への適用拡大において
(現在101人以上→令和6年10月~51人以上)
パート等の短時間労働者へ、厚生年金加入になる説明をする際に、
国民年金との違い、厚生年金ならではのメリット(=違う部分)を
説明をしたりします。その中で障害年金3級があることは必ず説明しています。
横断整理(並行)学習のメリット
1科目づつ勉強するより、
類似論点を一気に学習することで理解度が高まります。
1科目つづやると、2科目の厚生年金で該当箇所を学んでる時には、
すでに国年の論点を忘れてしまっています。
並行学習をしていれば、最初から国年&厚年の横断整理版が完成していることになり、非常に効率的です。
【年金科目】並行学習用のテキスト
独学で年金を同時に勉強するのに抵抗感がある方は、
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初学&独学の方への年金対策アドバイス
同時に2科目の学習なんて、初学者、独学者には無理と思われるかもしれませんが、
初学者こそ、はじめて年金科目を学ぶわけですから、
類似論点を並行して、じっくり精読する方が理解度が高まります。
急がば回れです。
※初学の方は類似でない論点は、飛ばして2回転目からチェックし学習ていきます。
年金が苦手な方は、
①~④の範囲だけでも横断学習することは、本当にオススメです。
お試しください。それでは、また明日
☆御礼☆
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