社労士試験勉強の難所、国民年金と厚生年金について、科目の特徴と基本的な勉強法について、前回までにまとめております。
今回は、年金科目の効果的な勉強法についてご説明いたします。
国年と厚年の並行学習とは
一般的な学習順番である国民年金→厚生年金ではなく、
その名のとおり、同時に両科目を進める勉強法です。
両科目の目次を見比べてみてください
主な共通点が下記となります。
総則
①被保険者
②老齢基礎年金/老齢厚生年金
③障害基礎年金/障害厚生年金
④遺族基礎年金/遺族厚生年金
脱退一時金
併給
費用
不服申し立て
届出
国民年金の基礎年金シリーズの2回部分となる厚生年金は
セットとしています
勉強手順
特に並行学習をオススメする箇所は、
先に番号を付番してた①~④となります。
まず目的条文を比較してからスタートです。
両科目を比較して違いを把握しながら学習を進めまていきます。
国民年金の被保険者を精読したら、
厚生年金の被保険者も、すぐに精読します。
両科目を比較して違いをまとめます。
同様に基礎年金と厚生年金も比較しながら並行学習をします。
違いとして代表的なものをあげれば、
障害年金の等級区分の違いがあります
障害厚生年金には3級があって、
障害基礎年金には3級がない
<並行学習の活用例:実務編>
常識的な内容かもしれませんが、
このような違いは実務でも有益な情報となっています。
例えば、令和4年10月から始まる、短時間労働者への適用拡大において
(101人以上の条件に当てはまる短時間労働者が強制適用になる)
パート等の短時間労働者へ、厚生年金加入になる説明をする際に、
国民年金との違い、厚生年金ならではのメリット(=違う部分)を
説明をしたりします。
その中で障害年金3級があることは必ず説明しています。
並行学習のメリット
1科目づつ勉強するより、
類似論点を一気に学習することで理解度が高まります。
1科目つづやると、2科目の厚生年金で該当箇所を学んでる時には、
すでに国年の論点を忘れてしまっています。
並行学習をしていれば、最初から国年&厚年の横断整理版が完成していることになり、非常に効率的です。
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初学&独学の方への年金対策アドバイス
並行学習なんて、初学者、独学者には無理と思われるかもしれませんが、
初学者こそ、はじめて年金科目を学ぶわけですから、
類似論点を並行して、じっくり精読する方が理解度が高まります。
急がば回れです。
※初学の方は類似でない論点は、飛ばして2回転目からチェックし学習ていきます。
年金が苦手な方は、
①~④の範囲だけでも並行学習(横断)することは、本当にオススメです。
お試しください。それでは、また明日
☆御礼☆
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