コンプライアンス研修
~組織で考える不祥事防止策と労働トラブル防止・問題社員対応~
にて研修講師が決定しました。
研修のネタばれですが、
コンプライアンスとは?
⇒法令遵守
との答えられる方が多いかと思います。
コンプライアンスは英語で「compliance」
意味は「命令・要求に従うこと」から「法令遵守」と表現されてます。
日本のコンプライアンス変遷
❶黎明期 90年代中盤~
金融不正に対応して、コンプライアンスと言う経営用語が用いられはじめる
❷浸透期 2000年前後~
色々な業種で法令違反が発覚(インターネットも普及)
公益通報者保護法2006年制定
❸模索期 2000年代中盤~
コンプライアンス部門の設置、
マニュアル整備
個人情報保護法施行(2005年)
❹変革期 2010年~
当然に求められる時代へ(SNS時代)
コンプライアンスが生活にも身近になる
・大手電機:不正会計事件(2015年)
・メーカーの品質改ざん(2018年)
2019年:働き方改革関連法令
❺進化
2022年:公益通報者保護法が改正
従業員数301人以上、301未満:努力義務
「内部通報に適切に対応するために必要な体制整備」が義務化
2023年:人的資本経営 非財務情報の公開義務化(有価証券報告書※1)
※1育児取得率等公表
社会要請によりコンプライアンスも進化しています。
社会的責任=CSRの分野とコンプライアンスが重なってき、
法令遵守から法令遵守等へに(倫理、環境、人権まで)範囲が拡大
ビジネスと人権
人権保護で求められる範疇には、人が働く環境を改善が求められ、労働法が密接に関係しています。
つまり、日々の労務管理を徹底できれば、労務コンプライアンスから人権の多くを対応できることになります。
令和版のコンプライアンスで大事なのは、自社内だけでなく、サプライチェーン、グローバルの視野で対応すること。
グローバル視野の人権について知ると、自社だけの管理では不十分であることが良くわかります。
<例>海外で材料を仕入れる業界
材料を仕入れるまでに、海外の人材の労働問題(人件費、労働時間)、環境汚染につながってる場合があります。
パートナー会社の問題も、自社のブランドイメージに直結する時代。
作れば売れる需要偏りの時代から、需要より供給が増え、インターネット普及した2000年以降(マーケティング理論3)、企業の信頼も製品価値に含まれはじめました。
売令和のマーケティング4理論では、環境配慮はもちろん、さらに自己実現できる商品が選ばれるとされています。
令和版のコンプライアンス経営は、SDGsコンプライアンスと捉える必要があります。
答えのない時代、コンプライアンスも進化し続けます。
御社にあった管理をとりいれて、企業の発展につなげてください。
コツは、やらされるコンプライアンスでなく、
社会要請(ニーズ)に対応し、ルールの統一により生産性向上、自律型社員により企業が発展する、経営手法の1つぐらいにとらえましょう。
それではまたあした
☆御礼☆
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