「判例を知り会社と従業員を守る」のセミナー資料が、ついに完成しました。
2時間のセミナーで約200ページ超対策(参考資料含む)
予定は1ページ2分で、60枚+余裕もたせて100枚でしたが、
なんと倍に増えました。原因は、参加者に満足頂けるようにと、シナリオを熟考を重ねてたら、参考資料等が増えたのです。
脳内にいる、私の中のサボり魔と完璧主義派が、喧々諤々の議論をいつもしてました・・・。
脳内バトルのイメージ👇
「しゃべらない、説明しない参考ページなんて作る必要があるのか?:
サボり魔「作業はムダだ」
完璧主義派「いや、必要だ」
セミナーのテーマを説明するだけならば、60ページの内容でも十分でした。
50ページでも、極端に言えば投影資料がなくともお伝えできるし、理解を頂ける自信はあります。
しかし、仕事はお金を頂いてやるもの。100点より120点で提供した方が、お客様にとっての付加価値を高められる。結果的に次にもつながりやすく好循環につながります。
作成する時間と講演料で比較したら、超コスパはわるいですが、
未来案件含むトータルコスト(ライフタイムバリュー)でみたら、結果的には、完璧なシナリオの方が高くなります。これは実体験でも証明されてます。
マネタイズ(収益面)以外にも、自身のスキルが各段にアップします。
これが、シナリオを研究し作成した一番の財産ですね。
完璧を目指すと知識は深まります。
資格試験の学習ではどうでしょうか?
試験に合格することが学習の目的。
難関な国家試験クラスならば、完璧な知識量にするのは実質的に無理(天才をのぞく)
国家試験は7割以上の点数で合格レベルになります。
深く深く、すべての論点を完璧を目指して学習すると、時間も足りません。
資格試験勉強なら、時には捨てるのも立派な戦略です。
完璧と極めるは違うのです。
試験で完璧は、知識を網羅的に理解する。
極めるは、一つの基本論点を極める。基本すなわち簡単な論点ではありません。
本質を極める必要はありますが、枝葉の方へ広げたりムダに広げる網羅性は不要です。
言い換えれば、必要な論点を正確に理解すること=試験対策の「極める」だと思います。
極めるために必要なこと
インプットしたら伝えてみる
自分で、論点の疑問を考え、自分に質問をして自分で答える
(自分自身で独り芝居)
セミナーで、新規に得た論点を話す時は必ずやっています。
最初は、簡単な内容だと思っていても、わかったつもりの状態です。
ざ質問してみると、答えられない。
今回は、労務管理に影響する判例を徹底的に調べました。
判例は社労士試験対策の時は、判決や用語の丸覚え程度でした。
なぜ、この判決になったのか?似た事例があるのに真逆な結果になっていたりします
<事例>
同一労働同一賃金 最高裁判例
メトロコマース事件:住宅手当 = 不合理×
日本郵便事件:住宅手当 = 合理性あり〇
判例をご存じの方。この違いが説明できますか?
メトロコマースは、家を購入していない方も、もらえていた。生活補助手当の意味合いがあったため、非正規の方が貰えないのは不合理となったわけです。
簡単な事例でしたが、表面的な理解でなく、基本の本質を知ろうとすれば、知識は極められます。
知識のブラッシュアップ、極める意識をもって、テキストの精読をしてみてください。
あいまいな知識に邪魔されて失点するようなことがなくなるはずです。
アウトプットでも精読できます。
社労士試験ならば、過去問解説が詳しい山川社労士予備校の過去問がオススメ
解説を読み、自問自答すれば、論点を極める近道になりますよ。
👇
それではまたあした
【お願い】 この記事も参考になったらアイコンクリックお願いします。 👇