第55回の社労士試験の選択式では白書統計から難問はなかったですが、
選択肢の一般常識では油断大敵。
科目毎の基準点(5点中3点)があるため、1点の差で運命を変えることが多々あります。
2021年の労一(労働に関する一般常識)が
1点の方が約1万2千人(受験生約4万人)もいた難問で、
基準点3点に対して、特例により1点まで基準が下げられました。
助成金関連の問題がでまくり、現役の社労士でも助成金を扱ってないと答えられないレベルの超難問でした。
問題の振り返りは下記👇参照してください
正解者が答えを導きだした思考について紹介してます。
近年の試験を調べてみると、令和3年試験では、
厚生労働白書の生涯現役社会から丸っと1ページ分出題されてりします
白書が出されると、大手の予想講座も分厚いテキストを準備してますが、
それでも、ほぼ的中しないのです。
プロでも予想が難しい白書対策は、余裕がある時期、早めに行うことが肝要です。
白書ならば、初学者、独学者関係なく簡単に読めます。
理由は、一般人向けの図書が白書だからです。
とは言え、分厚い白書を読むのは辛いですよね。
白書が得意な方の勉強法まとめ
共通していた点は、白書の実物を読み込んでいること。
(予備校のヤマ当てを頼らない)
実物は、厚労省のサイトからダウンロードできます。
令和5年版 最新の労働経済白書はこちら👇
令和5年版の主なトピック
・1990年代後半以降わが国の一人あたり名目賃金が伸び悩んだ理由について
➀名目生産性が他国と比べて伸び悩み
➁パートタイム労働者の増加等により一人あたり労働時間が減少
➂労働分配率が低下傾向にあったこと
この解説は、受験生でなくとも、開業社労士にとっても重要な知識です。
白書は、試験のために、やらされていると思うと、本当に辛いです。
お客様のため(結果として稼ぐため)に、非常に価値ある無料の宝箱だと思います。
宝物が嫌いな人はいませんよね?立場が変わってみると、白書は輝いてみえますよ。
そう思えば、白書にも興味わいてきませんか??
白書を得意になりたい方へのアドバイス
可能ならば、白書の全ページを毎日、少しづつ読み込み、反復するがベストですが、
他の科目もありますので、
勉強効率を意識した作戦がこちら
👇
・白書の概要ページを精読、熟読する。
・過去問をチェック(数値等は最新のものに修正)
→一般常識の過去問は数値が違うので、やらない方もいますが
狙われた統計数値がわかります。過去問をやり、数値は最新情報を調べておくと、
調べる過程も含め力が身に付きます。
・自信の感覚と、白書の数値に乖離あるものは要注意。
※数値はおおよその数をおさせればOK
・白書にでてくる知らない用語も意味を理解しておきます。(選択式穴埋め対策)
一般常識が苦手になってしまう理由
内容が難しいのではなく、範囲が広いから大変なだけで、白書は一般の方向けでもあるので、専門知識がなくても読めるレベルです。
ボリュームが多いのに、予備校のカリキュラムでも直前期にテキストが配られるので、
ほとんどの方が、勉強時間不足となっています。
いまから始める対策
科目単位の勉強と並列して学習できますので、
ぜひ1日のスケジュールに白書読みを少しだけでも追加してみてください。
それではまたあした
☆御礼☆
最後までお読み頂きありがとうございます。
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