本試験には魔物が住んでします。
家での演習や模試では、絶対にミスしないようなことが、本試験では良く起こります。1点の差で合否をわけることがある社労士試験では要注意です。
本来ならば、知っている論点、楽勝な問題が落とし穴になりえます。
選択式の罠とは?
よくある例を算数に例えて解説します
選択式の問題
りんご1個にみかん1個を加えたら果物の個数は【 A 】になる。
選択肢候補
①1
②2
③もも
④りんご
⑤ぶどう
⑥2個
簡単ですね。答えは⑥のりんご1個+みかん1個=2個
本試験では、1+1=2だから②の「2」が目に飛び込み、
②を選んでしまう人が意外に多いのです。
【 A 】に何が入るのか、数字だけなのか、単位がいるのか
慎重に問題文と選択肢を吟味する必要があります。
本試験では極度の緊張が冷静さを失わせるため、信じられないようなミスを誘発します。
知っていたのに、間違えた時こそ、悔しい思いをすることはありません。
厚生年金の問題でチェックしてみましょう
厚生年金から出題
【問題1】
臨時に使用される者(船舶所有者に使用される船員を除く)であって、次に掲げる
ものは、厚生年金保険法第 9 条及び第 10 条第 1 項の規定にかかわらず、厚生年金保険
の被保険者としない。ただし、(1) に掲げる者にあっては【 A 】 、(2) に掲げる者にあっては所定の期間を超え、引き続き使用されるに至った場合を除く。
(1) 日々雇い入れられる者
(2) 【 B 】 以内の期間を定めて使用される者
2 遺族厚生年金 の受給権者は、その氏名を変更した場合であって厚生年金保険法施行規則第 70 条第 1 項(氏名変更の届出)の規定による届書の提出を要しないときは、当該変更をした日から【 C 】 に、所定の事項を記載した届書(氏名変更の理由の届出)を、日本年金機構に提出しなければならない
選択肢
①14日を超え ②14日以上 ③1月以上 ④1月を超えて
⑤7日以内 ⑥10日以内 ⑦ 2 月 ⑧4月 ⑤ 6 月
どうでしょうか?
本試験でなくとも選択肢に数字ばかり並んでいて、さらに単位が違うのが揃ってると
迷ってきませんか?
【答え】 A:④1月を超えて B:⑦2月 C:⑥10日以内
選択式の罠対策
冷静に問題文を読み、選択肢候補もすべてチェックしてください。
暗記の仕方にも注意が必要です。
数字ばかり暗記していると単位や語尾を変えられると迷いを生じることがあります。
<単位に注意>
未満、以下、超える、以上
101名以上と100名を超えるは、同じ意味 etc.
対策は暗記を丁寧に行うこと。
慣れてくると、問題演習で数値が当たっていれば、OKとしがちです。
単位も含めて、正確にしっかりと思い出して答え合わせをしてください。
逆に数値ではなく、単位の方を当てる演習してみるのも良い方法です。
単位のひっかけが多い科目は徴収法、安衛法になります。
詳細は下記を参照してください。
選択式には慣れも必要です。
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