試験対策の基本を学ぶ
社労士試験には、午前の選択式と択一式の試験方法があります。
基本を学ぶのは試験の制度を知るところから・・・
出題形式
選択式は、穴埋め問題、答えを語群から選ぶ方式
択一式は、1問5つの選択肢があり、正誤判断をする方式
出題科目
1科目10問 10点満点
科目数は7つで、合計70点満点
・労働基準法、安衛法
・労災法、徴収法
・雇用保険、徴収法
・一般常識(労働一般、社会一般)
・健康保険
・国民年金
・厚生年金
合格点
合計基準Ok点
例年 43~45点ぐらい
7割以上とればOK
科目別基準点
1科目4点以上
択一式問題の基本対策
択一式は科目別基準点を下回ることは、
基本的な勉強をしていれば、まず問題なし
一般常識科目が、4点を割れる可能性がある科目
基本対策で一番重要なこと
全科目4点以上とれる基礎力を身に付けることです。
つまり苦手科目を作らないことです。
対策1:苦手科目を作らない
7科目ごとに基準点4点以上が必要
7×4=28点はマストです。
ここまでの基礎力は、テキスト精読と過去問で達成できます。
令和3の合格の基準点は、45点です。
45-28=17点
つまり、この17点は、どの科目で稼ぐかを見極める必要があります。
対策2:合計の基準点をクリアするための個別戦略をたてる
択一式で点数をとる方法は、以下の3つです。
科目別の点数配分ごとに対策を考えます
労働基準法は満点が7点
安全衛生法は満点が3点
労働一般は満点が5点
国民年金は10点…
と配点が一律ではありません。
全科目一律に時間をかけて勉強しても、効率的ではありません。
極論の作戦ですが、安衛法は勉強ゼロでも合格可能です。
オススメ対策:科目別に比重をかえる
社会保険科目の3科目に傾注します。
☆理由1
国年、厚年、健保は、すべて10点満点です!
合格者は社会保険での高得点な方が多いです。
☆理由2
年金科目は、初学者には制度が複雑に見えて難しく感じます。
覚える年月日など多く大変ですが、意外に論理的な制度で、
勉強に費やした成果は点数に直結する素直な科目です。
(古い通達からの出題も多い健康保険は除く)
※反面 労働基準法は、馴染みあって勉強しやすいですが、
上級者でも本番で点数が取れないこともあり、点数が安定しずらい科目と言えます。
演習の仕方
一問一答形式の過去問、問題集で、基本知識を学習します
合格者は、過去問ならば、3回転は最低限やっています
〇か×を答えるのではなく、なぜマルか、なぜバツなのかを
答えるように演習します
過去問ならば、最終的に正答率100%近くを目指す必要があります
※出題が二度とないような難問は除く
オススメの問題集(一問一答)
問題演習はTACのツボ、独学者も予備校利用の方も多く利用している市販書
掲載されているレベルで失点すると、他の受験生と差がつけられてしまいます。
多数派に入るためにも、オススメな問題集です。
過去問は、解説が一番詳しい
山川社労士予備校の過去10年(Amazon限定販売)を利用
問題の解説を見て理解できず、テキストから該当箇所を調べる時間は、労力と時間を消費してしまいます。解説が詳しく関連する論点も学べる
ヤマ予備の過去問は本当にオススメです。
択一式の総仕上げ
5肢択一対策
本試験は、5つの選択肢から答えを選ぶ方式
相対的に答えを選ぶ必要があります。
一問一答になれていると、確立2分の1で選べても、
5分の1となると、知識の正確性、見極め力がないと正解を導けません。
一問一答は、純粋に○か✕の二択。
6割○ぽいと、思えば○にして正解できます。
それに対して
5肢択一で
○を選ぶ問題で
確からしさが以下のようになったら、どれを選びますか?
ア:✕度100%→✕で決定
イ:✕度60%→△、✕かなあ?
ウ:✕度50%→△?判定不能
エ:✕度60%→△、✕かなあ?
オ:✕度40%→他と比べて✕決定
このような状況になると、
イとエで、迷います。
さらに、ウをみて、迷いが増します。
ここまで微妙な判断は、現実にはないかもしれません。
ただ、合格者でも、確実に選択肢を○と一択に絞れたのは、
5割ぐらいで、人によっては、3割ぐらいになります。
多くの問で、二択まで絞りこみ、悩むことになります。
確率二分の一
当たればラッキー、外れれば地獄
点数差は最大で二倍もかわります。
正確に論点を覚えてないと、
緊張感ある本試験では、迷いが生じて正確にたどり着けません。
一問一答ができて、5肢択一ができないのは、
『一問一答病』にかかっています。
専用問題集で解決(5肢択一形式)
5肢択一形式の過去問や、答練(新作問題集)を別途やる必要があります。
時期的には、ゴールデンウィークあたりから、おそくとも6月頃には演習してください。
実戦形式のTACの問題集や、
解説が詳しい過去問で評価が高い
山川先生の監修の5肢択一式の過去問集を活用ください
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2023年版は12月中旬発売と思います
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