来年、社労士を目指す方からのご質問です。
受験生:「ノートを書いた方がよいですか?」
私:「何のためにノートを書くの?」
受験生:「勉強はノート書く物では?理由は???」
勉強することはノートを書くものと固定概念が皆さんあります。
これは日本の義務教育が植え付けられたのが原因と思います。
資格試験の勉強と義務教育の違い
①学校の教科書と資格試験のテキストは違い
教科書だけ読んでも理解が難しかったと思います。
そのため先生の説明をノートに書き取り、テストにでるぞ!と言われたら
マーカーしてました。
さらに先生の説明だけでは、理解できず参考書を別途購入してませんでしたか?
資格用のテキストは、参考書に近く合格に必要なことが簡単に密度濃く書かれてます。
先生の説明なくとも理解できる充実の内容になってます。
<結論1>
試験に合格に必要な内容を理解するだけならば、ノートは不要
②学校の先生とプロの予備校講師の違い
学校時代ならば、塾にかよったと思います。先生が塾講師と同じ教え方をしてくれてたらどうでしょうか?
塾講師や予備校講師を利用のようなプロの場合
<結論2>
超重要ポイントはノートをとる
合格に必要なポイントが明確になるので、テキストの記載と違う補足の説明があった時、すでに強調マークはある部分でも、講師がピックアップして強調した部分は超重要なので、ノートをとっても良いと思います。
インプット(理解)のためならば、良いテキストがあればノートは不要。
記載がない部分をノートにメモはありですが、メモ程度ならば、テキストの記入すれば、テキストが自分専用になります。これを「テキストを耕す」と受験界では言われてます。復習する際もテキストとノートを両方使う必要がなくなり時短になるメリットもあります。
ノートの書く理由が、インプットでない場合
以下の3つの理由ならば、ノートを書くことは有効です。
❶ノートは暗記のために書く
テキストや講義を内容を写す、写経ではなく
内容を思い出しながら、書くことは記憶の定着につながります。
テキストをみながら100回書いても、手の筋トレにはなりますが、
脳のトレーニングにはなりません。
昔、漢字の勉強で、ひたすらテキストを見ながら書いて練習しても、
すぐ忘れたりしてませんでしたか?
❷苦手箇所のまとめノート
資格試験のテキストは分厚く冊数も多いので、
復習するのに時間がかかります。
特に直前期は、効率よく学習したいですね
そのためには、苦手論点をまとめたノートは有効です。
試験当日、ノート一冊もっていけば、直前に一気に復習もできるし、心の安心にもなります。
※試験会場にキャリーケースにテキストを沢山いれて持ってくる人もいますが、
ただ重いだけで、ほとんど内容見れずになってます。
❸横断整理訓練
知識の総点検として、科目横断で論点をまとめる。所謂、横断整理表を自分で作るならば、ノートは有効です。
横断整理なんて、テキストを購入すれば良いのでは?と言われると思います。
たしかに精度の高い横断整理表が、購入すればあっという間に手に入ります。
そこに落とし穴があります。
横断整理は凝縮されすぎていて、情報量が多いのに解説が少ないので、
丸暗記する力がないと、横断整理テキストでは記憶が定着できません。
人間の脳は、暗記するりは理屈、背景、イメージができない、無味乾燥な表の暗記は苦手なのです。
自分で調べて、脳が汗買いて作成した横断整理表ならば、作る過程で知識は、かなり身に付きます。復習の際も、思い出す速さが異なります。
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最後に、
勉強=ノートを書く固定概念は忘れて、
・ノートを何のために書くのか
・勉強時間に余裕があるのか
以上を考えて、ノート利用の有無を考えてください。
使うならば、効率的な書き方を工夫する必要があります。
勉強時間は有限です。効率が良い、あなたなりの勉強法を模索してください
それではまた明日
☆御礼☆
最後までお読み頂きありがとうございます。
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