Googleの対話型人工知能(AI)サービスのBardが、日本語対応が試験運用中ですがリリースされましたので、さっそくチェックしてみました。
ChatGPTとの機能比較
Bardは蓄積されたデータからAIによる分析と、最新情報はネットから情報を取得することができます。ChatGPTが2021年9月までのデータからの回答なので、この点はBardが勝っています。
さらに良い点は、同時に3つの回答案を作成してくれるところです。
検索語に右上の「他の回答案を表示」をクリックすると、あと二つの回答が表示されます(合計一度に3つの回答が生成されます)
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BardとChatGPTの回答比較
質問1:社会保険労務士とは?
Bardの回答
ChatGPTの回答
<回答比較>
社労士法の目的条文「事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上」を引用された内容もあり、Bardは業務については箇条書きで読みやすい。ChatGPTに比べて洗練された感じがあります。
Bardの解答2では、より具体的に業務内容が表示されました。
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解答3では、社労士になるための試験に関する情報がまとめられてました。
解答1~3をみれば、知りたかったことはすべて、簡潔に網羅されています。
ChatGPTは、Bard1~3の解答を1つにコンパクトにまとめた内容になってました。
質問2:良い社会保険労務士の探し方を教えて
ChatGPTの回答
Bardの回答
<回答比較>
質問2は、ChatGPTの方が、より具体的でした。
税理士等の他士業からの紹介(実際にこのルートが多い)、SNSなどで活動をチェック等、SNS時代ならではの選び方まで記載がありました。それに対して、Bardは、一般論で社労士でなくても、同じ回答になりそうな内容でした。
質問3:助成金専用の社労士を紹介してください
Bardの回答
複数社をピックアップしてくれました
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ChatGPTの回答
<比較結果>
ChatGPTは情報を持っていないとゼロ回答でしたが、
探し方を指南してくれました。
ネット検索情報をつかえるBardメリットがいきた質問だったと言えます。
ただし注意があります。
社労士としての助成金と言えば、〇〇先生と情報を知っていますが、
Bardに選ばれた事務所名の中に、残念ながら1社も助成金で信頼がある事務所が入っていませんでした。選定基準にまだ疑問がありそうです。
Bardはまだ試行中、まだまだ改善されると思います。
ChatGPTは先行したメリットもあり、データの精度がより高くなってきています。
これからは、利用者が、どのAIを、どの質問の時に使うのが有効か見極める知見をもつ必要がありますね
社労士も、AIの結果に負けないよう、人間ならではの独創性、コミュニケーション力を身に付ける。そしてAIを活用できる力を磨きあげないと、将来はないなと、あらためて実感しました。
【参考】AIにによる士業の未来についての考察はこちら
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