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令和5年度年金額UP!?社労士試験対策☆マクロ経済スライド発動

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【速報】最大2.2% 年金額が3年ぶりにUPします!

物価高騰の時代、これは嬉しいニュースですね・・・

って本当でしょうか。

 

67歳以前2.2%増

68歳以後1.9増

 

老齢基礎年金 780,900円×改定率

改定率が物価、賃金にあわせて自動的に変動します。

今回、物価があがったことで、年金額もUPとなったわけですが・・・

残念にも金額を抑制する仕組みが発動しています

仕組みを以下解説します。

社労士試験の難所「マクロ経済スライド」

年金額改定には、金額の伸びを抑制するマクロ経済スライドの仕組みがあり、

今回発動されています。

これが、UPと言っても純粋に喜べない仕組みなのです。

 

67歳以前は賃金でスライド⇒名目手取り賃金変動率

68歳以後は物価でスライド⇒物価変動率

 

公的年金被保険者の変動と平均余命の伸びを考慮してスライド調整率を設定、

その分を賃金と物価の変動がプラスとなる場合に改定率から控除されます

 

物価にあわせて、本来もらえる額が減らされてるわけです。

計算上の物価にあわせた額をもらえないのだから家計は苦しいですよね

現役世代の賃金を考慮して負担増になるから、致し方ありませんが・・・

重要数値(要暗記)

・ 物価変動率 :2.5%
・ 名目手取り賃金変動率 ※1 :2.8%

☆実際の変動率ではなく、変動幅を百分比で示したもの

実際の変動率:物価変動率(0.975)、名目手取り賃金変動率 (0.972)

 

・ マクロ経済スライドによるスライド調整率 ※2 :▲0.3%
・ 前年度までのマクロ経済スライドの未調整分 ※3 :▲0.3%

 

※1 名目手取り賃金変動率

=実質賃金変動率(0.3%)+物価変動率(2.5%)+可処分所得割合変化率(0.0%)

「名目手取り賃金変動率」の定義

前年の物価変動率に2年度前から4年度前までの3年度平均の実質賃金変動率と可処分所得割合変化率(0.0%)を乗じたものです。

 

計算式は掛け算なのに足し算?

乗じるとは、掛け算のこと。上記は足し算になってるから不思議と悩まれてませんか?

 

0.3%は変動幅であらわされてるため足し算になります。

変動率は0.997(1-0.003) 物価変動率0.975(1-0.25)

掛け算する場合はこちらの数値を使います。 

0.997*0.975*1=0.972

1-0.972=0.0279⇒2.8%

 

実質賃金変動率(令和元年から3年度の平均)=0.3%

物価変動率(令和4年の値)=2.5%

可処分所得割合変化率(令和2年度の値)=0.0%

令和5年はプラス改定

令和5年は名目手取り賃金変動率、物価変動率共にプラス

プラス改定なので、マクロ経済スライドが発動となり

令和5年度のマクロ経済スライド調整率 ▲0.3%

特別調整率▲0.3% ⇒ 合計▲0.6の調整が入ります

 

賃金で改定するか、物価で改定するかは、基本的には「年齢」で変わります

用語チェック

67歳以前=新規裁定者

68歳以後=既裁定者

 

新規裁定者:賃金でスライド⇒名目手取り賃金変動率2.8%ー0.6%=2.2%

既裁定者 :物価でスライド⇒物価変動率2.5%ー0.6%=1.9%

年金を得意に変えるなら(テキスト紹介)

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厚労省1月20日プレスリリース

👇

令和5年度の年金額改定について

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000191631_00017.html

 

【参考】データは古いですが、マクロ経済スライドの考え方が

まる子の疑問を友蔵おじいさんが答える形で、

カリスマ金沢先生が解説されてます。

いちばんわかりやすい説明です。ご参考まで

sharosi.j-tatsujin.com

www.youtube.com

☆御礼☆

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