厚生年金法の勉強対策
まだ少し早いですが、国民年金と厚生年金は関連する科目なので、
勉強対策を紹介します。
科目の特徴
現行の厚生公的年金制度
被用者年金制度の一元化(平成27年10月1日)
民間企業の労働者、公務員等も対象として適用事業所に使用される
70歳未満の者を原則として強制加入の被保険者となりました。
厚生年金保険の保険料
国民年金のように一律、定額ではありません。
各被保険者の給料によって変わります。これは給与天引きされてれば、わかりますね。
正確には、
支給されている賃金に報酬月額表にあてはめて、該当する標準報酬月額が決定されます。
標準報酬月額×保険料率で算出
会社と個人で折半されてます。
同様に、ボーナス(賞与)も標準賞与額についても保険料率をかけて算出します。
貰える年金額は?
保険料が、報酬額に応じてかわるため、
国民年金のように定額ではありません。
昭和初期の給料と、令和の給料では、
出世もするし、物価も違います。
そのため、物価換算等を行い平均をとる必要があります。
標準報酬月額と標準賞与額に基づいて算定された、
平均標準報酬月額※1に1000分の5.481をかけて
被保険者期間をかけて計算します。
それゆえに、報酬比例の年金と呼ばれるわけです。
※1平均標準報酬月額
「被保険者であった期間の標準報酬月額の合計」を「被保険者であった期間の月数」で割った額
平均標準報酬月額の算出にあたり、過去の標準報酬月額は現在の価値に換算するため、
実際の標準報酬月額に再評価率をかけて計算します
学習方法
国民年金と同じく、労働法に比べて仕組みが複雑で覚える数値も多く難しく感じると思いますが、国民年金の理解が土台となって厚生年金は、少し勉強がしやすくなってるはずです。
国年と違い、生年月日、数値を覚える点が多いので最初は気にせずに、
暗記は後回し、理解優先でテキストを読み込みます。
【暗記は後回しする事例】
受験生を悩ませる特別支給の老齢厚生年金表は、
理解のみで、生年月日の覚えは後回し・・・
厚生年金の基礎は老齢厚生年金です。
老齢厚生年金を極めることが大切です。
極めておけば、あとに続く障害厚生年金、遺族厚生年金の勉強が楽になります。
理解できていれば、あとは過去問演習を通じて、頻出の数値等を覚えていけば
得点はアップしていきます。
過去問解説は一番、市販書で詳しい、山川社労士予備校の過去問題集がベストです。
☆御礼☆
最後までお読み頂きありがとうございます。
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