予防しても発生しも、想定外、ヒューマンエラーもあり、100%防ぐことが難しいのが労働者災害です。
全国安全週間につき、経営者の方々と情報交換しました。
実践的な対策として多くきかれたのが・・・
ハインリッヒの法則はご存知でしょうか
件数が多いヒヤリハットを防ぐことにより、上位の軽微な事故を防げる、
軽微な事故を防ぐ対策をしていれば、重大な事故をおさせられる。
割合で言うと
ヒヤリハット300:軽微な事故29:重大な事故1
どうしたら防げるかは、職場内での、ヒヤリハット事例の共有と
対策の常に見直しが重要となります。
ある職場でおこった災害
Aさんの安全対策
円盤ノコギリがまわっている作業で、
安全のために、手袋をつけていた
→工場や現場に詳しい方なら、すぐに、この行為が危険だとおわかりになると思います。
Aさんは、手袋が円盤ノコギリに巻き込まれて怪我をしてしまいました。
このケースの根本原因は、Aさんが、社内の安全対策情報を共有していなかったらか。
安全対策マニュアルには、円盤ノコギリ機械では、巻き込みリスクが高いので、手袋は厳禁となっていました。
共有できてないのは、Aさんがマニュアルを読んでいないからダメなのだとも、言えますが、会社として伝える努力を怠っていた可能性があります。
私はこのケースを聞いて、社労士試験の過去問を思い出しました。
私は過去問にあったので、円盤ノコギリ×手袋が危ないのは知っていましたが、受験勉強をする前は、「円盤ノコギリから手を守るために、手袋が必要」と、Aさんと同じ発想をしてました。
実際の過去問がこちら👇
平成28年 労働安全衛生法 問8 肢D
【労働安全衛生法に定める労働者の危険を防止するための措置に関して】
事業者は、ボール盤、面取り盤等の回転する刃物に作業中の労働者の手が接触するおそれのあるときは、当該労働者に手袋を使用させなければならない。
【答え】×
安全対策観点の労災問題はこちら👇
平成28年 労災保険法 問2 肢E
【業務起因性に関して】
以前にも退勤時に約10分間意識を失ったことのある労働者が、工場の中の2℃の場所で作業している合間に暖を採るためストーブに近寄り、急な温度変化のために貧血を起こしてストーブに倒れ込み火傷により死亡した場合、業務上の死亡と認められる。
【答え】は最下段に記載
過去問の事故も、過去に意識を失った方を、厳しい環境で働かせるならば、健康チェックなり配慮ができた可能性はありますね。
「大丈夫だろう」が、一番危険です。
正常性バイアスが管理側にも本人にもあると、迫っているリスクを見落とします。
安全対策は念には念を入れて実施してください。
社労士試験も一緒です、念には念を入れて対策をしてください。
例えばマスターしたと思っている論点も、復習してないと忘れてしまうこともありまます。得意な問題で失点したら悔やんでも悔やみきれません。
本試験まで悔いを残さないように、全力を尽くしましょう。
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平成28年 労災保険法 問22 肢E
【答え】〇