情報を制する者が、受験を制する時代
デジタル学習時代の「情報との付き合い方」
資格試験や大学受験は、いまや「情報戦」と言っても過言ではない時代になりました。
どの教材が良いのか。
どの予備校の予想問題が当たったのか。
法改正や出題傾向はどう変わったのか。
こうした“情報”を知っているか、知らないかで、合否を分ける数点につながることがあります。
実際、
「〇〇予備校の予想問題が的中した」
「直前の改正情報がそのまま出た」
という話は、受験界では珍しくありません。
つまり、情報は活かせれば“価値”。“勝ち”につながります。
しかし一方で、情報は多ければ良いわけではありません。
情報を整理できず、振り回されると、逆に集中力を奪われ、学習効率を落としてしまうこともあります。
世界で進む「情報コントロール」の流れ
近年、世界では若年層のスマホ・SNS利用を制限する動きが加速しています。
オーストラリアでは、2025年12月から16歳未満のSNS利用を法律で禁止し、10以上のSNSサービスが対象となりました。
また、インドネシアでも16歳未満のSNS利用制限が進められています。
さらに、フランス、イタリア、オランダなどでは、学校でのスマホ使用禁止・制限が導入されています。
背景には、
- 集中力低下
- 睡眠不足
- SNS依存
- 学習効率の悪化
といった問題があります。
つまり、世界的に「情報を制限することが、学習や成長を守る」という考え方が広がっているのです。
受験生にとっても同じ
これは受験生にも共通する話だと思います。
勉強中、本来は問題集を開くためにスマホを触ったはずなのに、
- LINEの通知
- YouTubeの新着
- SNSのおすすめ表示
- ニュース速報
などが気になり、気づけば勉強が止まってしまう。
これは、多くの受験生が経験しているのではないでしょうか。
いまやデジタル学習は当たり前です。
タブレット学習、動画講義、PDF教材、オンライン模試…。
便利で効率的なのは間違いありません。
しかし同時に、“誘惑”まで一緒に持ち歩いているのが、デジタル学習の難しいところです。
「全部禁止」では、コスパが悪い
もちろん、完全にスマホを封印し、デジタルデトックスを徹底すれば、誘惑に流されることは減ります。
しかし、それでは今度は、
- 動画講義が使えない
- 検索できない
- 学習アプリが使えない
- 最新情報が入らない
という問題も出てきます。
つまり、現代の受験では、
「ITを使わない」
ではなく、
「必要な情報だけを使う」
という発想が重要なのだと思います。
予備校の“仕組み”に感心した話
先日、大学受験生と話していて、なるほどと思ったことがありました。
その予備校では、授業は基本タブレットで受講。
当然、Wi-Fiも学校側が提供しています。
しかし…。
YouTubeやLINE、SNSなどには接続できないフィルターが設定されているそうです。
つまり、
「勉強に必要な情報だけにアクセスできる」
環境が、最初から整えられているのです。
これは非常に合理的だと思いました。
受験生に必要なのは、
「強い精神力だけ」
ではなく、
「誘惑に負けにくい環境設計」
なのかもしれません。

合格する人は「情報との距離感」がうまい
受験勉強では、
情報を集める力も必要。
しかし、それ以上に重要なのは、
「不要な情報を遮断する力」
なのだと思います。
- 必要な情報は取りに行く
- 不要な情報には近づかない
- 比較しすぎない
- SNSで焦らない
- “他人の勉強法”に振り回されない
こうした「情報との距離感」が、結果として集中力を守ります。
受験は、知識だけの勝負ではありません。
“どんな情報環境で学ぶか”
これも、合否を左右する時代になってきたと感じます。
そして個人的には、受験生向けに、
「休憩時間以外は勉強サイトだけ接続可能」
のような無料フィルタ×タイムスケジュールアプリ登場したら、流行るのではと思いました。
デジタル時代だからこそ、
情報を増やすだけでなく、“整える力”が重要。
そんなことを感じた、受験生との会話でした。
☆御礼☆
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