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人事部門におけるAI活用のいま☆生成AIセミナーのアンケートから見えた現場のリアル / DX社労士

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人事部門におけるAI活用の“いま”

~ セミナー参加者アンケートから見えた現実と、これから~―

先日、「人事×AI活用」をテーマにしたセミナーの講演を

DX×社会保険労務士として担当しました。
参加者は人事担当者・責任者クラスを中心に約30名。

セミナー内で
「実際に業務で使っているAI」についてアンケートを行ったところ、
いまの人事現場のリアルな現在地が、はっきりと見えてきました。

本記事では、その結果をもとに
人事におけるAI活用の現状と、次に来る視点を整理します。

① 仕事で使ったAIは?(アンケート結果)

■ ChatGPT:47%(最多)

最も多く利用されていたのがChatGPT。

・とりあえず触ってみた
・文章作成、言い回しの整理
・考えをまとめる壁打ち相手

といった使い方が中心で、
「AI活用の入口」として定着し始めている印象です。

規程文案、社内向け説明資料、メール文の下書きなど、
人事業務との相性もよく、
個人単位で試しやすい点が支持されている理由でしょう。

■ Gemini/Copilot:各35%

Google・Microsoftと連携するAIも、ほぼ同率で利用されていました。

・資料作成
・メール対応
・日常業務の効率化

特徴的なのは、
「新しい仕事を生み出すAI」ではなく
「今ある業務を楽にするAI」として使われている点です。

既存の業務環境に自然に組み込まれており、
企業で使う、人事の実務にもっとも近いAIと言えるかもしれません。

■ 仕事でAI未利用:18%

約2割は、まだ業務でAIを使っていないという結果でした。

ただし、理由を聞くと

・必要性は感じている
・何から始めればいいか分からない
・業務での使いどころが見えない

という声が多く、
「拒否」ではなく「きっかけ待ち」の層です。

ここをどう後押しするかが、
今後の人事部門全体のAI活用を左右すると感じます。

 

ただし、今回の母数は、半数が社員数1000名規模だったので、

中小零細企業でアンケートをとったら、肌感覚ですが、5割近くは未利用だと思っています。

 

■ Claude/NotebookLM:各6%

利用率は高くありませんが、
目的を明確にして使い分けている層が存在しました。

・大量資料の要約
・情報整理
・自分の資料を読み込ませて使う

など、
AIを「試す段階」から「道具として使う段階」へ進まれてる企業もでています。

■ Grok:0%

今回のアンケートでは、
Grokを業務で使っている人は0%でした。

現時点では、人事業務での活用イメージが
まだ十分に共有されていないのが実情でしょう。

しかし、採用分野に限って見ると、Grokは非常に有効なAIです。

Grokは、SNS、特にX(旧Twitter)上の投稿を横断的に把握することに強みがあります。

  • 就活生が、いま何に不安を感じているのか

  • 企業や選考に対して、どんな本音を語っているのか

  • 流行している価値観や言葉は何か

こうした「就活生のリアルな声」を、
1件ずつ検索することなく、全体像として把握できるのがGrokの特徴です。

もちろん、
個人情報やプライバシーへの配慮は必須であり、
特定個人を追跡・評価する使い方は厳に避けなければなりません。

一方で、
採用広報や募集設計を考えるための“世の中理解”**という使い方であれば、
Grokは人材採用において極めて有効な手段になります。

現時点ではまだ認知されていませんが、
今後、人事・採用分野で
「気づいた人から使い始めるAI」として広がっていくと感じています。

② アンケート結果から見える「人事×AI」の現在地

今回の結果から、次のことが明確になりました。

▶ AIは、すでに人事の現場ツールになり始めている

ChatGPT、Copilot、Geminiを中心に、
AIは確実に人事の日常業務に入り込んでいます。

もはや
「一部の先進層のもの」ではありません。

▶ ただし、使い方はまだ“我流”

一方で、
・活用ルールがない
・個人任せ
・属人化している

ケースが大半です。

「使っているが、組織の力にはなっていない」
ここが、いまの人事AI活用の課題と言えるでしょう。

③ これからの人事に必要なのは「AIを使うか」ではない

セミナーで強調したのは、次の点です。

AIは
「使うか・使わないか」ではなく
「どう使い、どう任せるか」

人事の仕事は、
判断・説明・配慮・合意形成など、
人にしかできない役割が数多くあります。

だからこそ、

  • AIに任せる作業

  • 人が担う判断

を切り分ける視点が不可欠です。

AIは、人事を“強く、楽にする”道具

AIは人事の仕事を奪う存在ではありません。

  • 考える時間を生む

  • 判断の質を高める

  • 人と向き合う余白をつくる

そのための実務ツールです。

 

今回のアンケート結果から見えてきたのは、
人事部門が
「AI活用の入口」から「戦略的活用」へ進もうとしている、まさにその過渡期にあるという事実です。

これから求められるのは、
個人の試行錯誤に任せたAI活用ではなく、
組織としてどう使い、どう活かすかという視点。

人にしかできない判断や配慮を大切にしながら、
AIには任せるところを任せる。
そのバランスこそが、人事の価値を高めていきます。

人と組織を強くするためのAI活用を、
DX社労士として、現場目線での実装支援をこれからも行っていきたいと思います。

☆御礼☆

最後までお読み頂きありがとうございます。

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