2025年、広島への原爆投下から80年という節目を迎えました。社会保険労務士として日々労働者の権利保護や企業の労務管理に携わる中で、改めて「平和」の意味について深く考えさせられます。
平和なくして労働なし ~基盤としての平和~
社会保険労務士が日常的に扱う労働基準法、労働安全衛生法、社会保険制度。これらすべては平和な社会基盤があって初めて機能するものです。戦争や紛争下では、労働者の基本的権利は容易に踏みにじられ、安全で健康的な労働環境は確保できません。
80年前の広島では、一瞬にして多くの働く人々の命が奪われ、その後も長期にわたって健康被害に苦しむ方々がいました。これは人類史上最悪の「環境の破綻」とも言えるでしょう。
SDGsと持続可能な社会の構築
国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の根底にも平和があります。特に目標16「平和と公正をすべての人に」は、すべての目標を支える土台となっています。
持続可能な発展の階層構造
- 地球規模での平和 → 国家の安定 → 企業の継続 / 個人の尊厳
この階層構造において、最上位の平和が崩れれば、すべてが瓦解します。企業のBCP(事業継続計画)やリスクマネジメントを考える際も、この視点は不可欠です。

働く義務と権利の保障
憲法第27条は「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ」と規定しています。しかし、この権利と義務が行使できるのは、平和な環境があってこそです。
社会保険労務士として感じるのは、平和な日常の中で当たり前のように機能している制度の尊さです。
- 労働災害が発生した際の迅速な補償
- 疾病時の健康保険による医療保障
- 老後の安心を支える厚生年金制度
- 失業時のセーフティネットである雇用保険
これらすべてが、平和だからこそ維持されているのです。
企業のBCPに平和の視点を
近年、企業のBCP策定において、自然災害やパンデミックへの対応が重視されています。しかし、もっと根本的なリスクとして「平和の破綻」も考慮すべきではないでしょうか。
平和な社会基盤の維持は、個別企業の努力だけでは限界があります。だからこそ、企業市民として平和を希求し、それを支える活動に参画することが、真の意味でのリスクマネジメントになるのです。
労働現場から平和を築く
私たち社会保険労務士ができること
- 職場の平和構築:労使紛争の予防と解決支援
- 多様性の尊重:あらゆる背景を持つ労働者の権利保護
- 持続可能な労働環境:次世代に継承できる職場づくり
- 平和教育の推進:企業研修等を通じた平和意識の醸成
最後に~未来への責任~
広島原爆から80年。私たちは平和の尊さを噛みしめながら、それを次世代に継承する責任があります。
社会保険労務士として、一人ひとりの労働者が尊厳を持って働ける社会を築くことが、ひいては平和な世界の構築につながると信じています。SDGsの理念のもと、地球規模の平和から個人の働く権利まで、すべてがつながっていることを忘れず、専門職として貢献し続けたいと思います。
平和があってこそ、私たちは働く義務を果たし、権利を享受できるのです。この当たり前の日常を守り続けることが、広島の悲劇を二度と繰り返さないための、私たちの使命なのです。
☆御礼☆
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