2025年第57回社労士試験は8月24日(日)に実施され、合格発表は10月1日(水)となります。試験本番まで残り少ない時間をいかに有効活用するか、そして本番での「うっかりミス」をいかに防ぐかが合否を分ける重要なポイントです。
本試験には魔物が住んでいる
自宅での演習や模試では、絶対にミスしないようなことが、本試験では良く起こります。1点の差で合否を分けることがある社労士試験では、この「魔物」対策が極めて重要です。
本来ならば、知っている論点、楽勝な問題が落とし穴になりえます。本試験は限られた時間の中で、冷静な判断力を維持することが求められます。
社労士試験の選択式の罠とは
基本的な数値問題の罠
よくある例を算数に例えて解説します。
選択式の問題
りんご1個にみかん1個を加えたら果物の個数は【 A 】になる。
選択肢候補
①1
②2
③もも
④りんご
⑤ぶどう
⑥2個
答えは⑥の「2個」が正解です。
本試験では、1+1=2だから②の「2」が目に飛び込み、②を選んでしまう受験者が意外に多いのです。
【 A 】に何が入るのか、数字だけなのか、単位がいるのか。慎重に問題文と選択肢を吟味する必要があります。
2025年法改正を踏まえた出題予想
2025年は育児・介護休業法の大幅改正があり、特に以下の点が試験で狙われる可能性が高いです:
- 子の看護休暇の対象拡大:小学校入学前→小学校3年終了時まで
- 取得理由の拡大:感染症による学級閉鎖、入園式・卒園式等→これにより、子の看護休暇」の名称が『子の看護等休暇』になっている点も要注意です。
- 継続雇用期間要件の緩和:6カ月未満の労働者も対象
これらの改正点は、従来の数値と混同しやすく、選択式で出題される際は要注意です。
数値・単位を問う問題を過去問でチェック
厚生年金の過去問
【問題】
臨時に使用される者(船舶所有者に使用される船員を除く)であって、次に掲げるものは、厚生年金保険法第9条及び第10条第1項の規定にかかわらず、厚生年金保険の被保険者としない。ただし、(1)に掲げる者にあっては【 A 】、(2)に掲げる者にあっては所定の期間を超え、引き続き使用されるに至った場合を除く。
(1) 日々雇い入れられる者
(2) 【 B 】以内の期間を定めて使用される者
遺族厚生年金の受給権者は、その氏名を変更した場合であって厚生年金保険法施行規則第70条第1項(氏名変更の届出)の規定による届書の提出を要しないときは、当該変更をした日から【 C 】に、所定の事項を記載した届書(氏名変更の理由の届出)を、日本年金機構に提出しなければならない。
選択肢
- ①14日を超え
- ②14日以上
- ③1月以上
- ④1月を超えて
- ⑤7日以内
- ⑥10日以内
- ⑦2月
- ⑧4月
- ⑨6月
【答え】 A:④1月を超えて B:⑦2月 C:⑥10日以内
このように、選択肢に数字ばかり並んでいて、さらに単位が違うものが揃っていると、本試験では迷いが生じやすくなります。

選択式の罠対策 - 5つの必勝法
1. 問題文の精読技術
冷静に問題文を読み、選択肢候補もすべてチェックしてください。空欄の前後の文脈を必ず確認し、何が求められているかを正確に把握することが重要です。
2. 暗記の質を向上させる
数字ばかり暗記していると単位や語尾を変えられると迷いを生じることがあります。
単位に注意すべき表現
- 未満、以下、超える、以上
- 101名以上と100名を超えるは、同じ意味
- 日、週間、月、年の区別
慣れてくると、問題演習で数値が当たっていれば、OKとしがちです。単位も含めて、正確にしっかりと思い出して答え合わせをしてください。
逆に数値ではなく、単位の方を当てる演習をしてみるのも効果的な方法です。
3. 法改正ポイントの重点対策
2025年試験では、特に以下の改正点に注意:
- 育児・介護休業法の数値変更
- 雇用保険法の給付制限の緩和(自己都合による退職、原則、給付制限の緩和2か月→1か月)
4.選択式専用の問題集を活用する
択一式の一問一答形式では身につかない知識は、選択式専用の問題集で対策が必要です。条文の穴埋め、数値の穴埋め等
大原のトレーニング問題集なら、選択式ならではの問題には、レベルAマークがあるので、その問題のみピックアップすれば効率的に選択式対策が可能となります。
5. 本番を意識する演習
本試験では極度の緊張が冷静さを失わせるため、信じられないようなミスを誘発します。知っていたのに間違えた時ほど、悔しい思いはありません。緊張状態に耐えられるメンタル対策(会場模試で疑似体験等)をみにつけるように、普段の1問1答を大切に、基本をおろそかにせず、解いた後に、「できる問題だった‥」、「知ってた問題だった‥」ならないようにしましょう。
2025年合格への最終調整
試験まで残り時間が限られている今、基本事項の確実な定着とケアレスミス対策に重点を置くことが重要です。
特に選択式では、「知っているのに間違える」という最も避けたいパターンを防ぐため、日頃から正確性を重視した学習を心がけましょう。
最後の追い込み期における重点ポイント
- 基本数値の単位まで含めた正確な暗記
- 2025年法改正項目の重点復習(特に数値)
- 本番を想定した時間配分練習
- 見直し手順の習慣化
2025年8月24日の本試験で実力を100%発揮できるよう、残り期間を有効活用して合格を掴み取りましょう。
☆御礼☆
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