心理現象にバーダー・マインホフ現象があります。
この現象が試験勉強で現れたら知識定着の成果の証となり、成果の積み重ねが合格に繋がります。
心理現象にバーダー・マインホフ現象とは?
科学的には頻度錯誤 (Frequency illusion)」と言われており、一度対象を強く意識すると、それ以降その対象に関連する情報が目に入りやすくなるという現象のことです。
社労士の学習のあるある
労災を学習していると建設現場の白い立て看板「労災関係成立票」が、やたらと目に入ってくるようになります。労災のバーダー・マインホフ現象ですね。
この現象は脳科学的には、RAS※1が脳の選別フィルター機能として働いた事が起因であると研究結果があります。
※1 RAS(Reticular Activating System)=網様体賦活系(もうようたいふかつけい)で、脳の真ん中の視床下部の上にある脳梁,脳幹にあるものです
心理学の学習への応用【バーダー・マインホフ現象】
インプット学習でテキストを読込みでは、
初めは日本語とも思えない難解な専門用語(法律用語etc.)も
3回転目ぐらいからは、論点が目に飛び込んでくる感覚になります。
インプットのコツは1回目、2回目は、わからなければ飛ばす、さらっと読み続けることです。
反復により自然に論点が記憶に刷り込まれてくれば、日常でも勉強の記憶が甦る機会が増えてきます。
日常生活でバーダー・マインホフ現象をを意識的に活用を心がけると、
例えば社労士試験や行政書士ならば、条文と似た用語や申請期限の日数と同じ数字を目にしたり、聞いた時に反射的に、条文や過去問が思い出されて呟けるようになります。
日常生活中も、常に脳裏では勉強を継続してる感覚をキープできます。
バーダー・マインホフ現象の最終形態
本試験で、「論点が光ってみえる」「論点が浮き上がる」と正誤に重要な情報が見えるようになります。この感覚は合格者の体験談で良くきかれます。スポーツで言うとゾーンに入った感覚に近いかもしれません。
勉強への応用
日常でも勉強を意識できるバーダー・マインホフ現象がいかされる科目があります
①一般常識対策に有効
公務員試験、行政書士試験、社労士試験に共通な一般常識を問う科目がある試験は、
日常の常識を問う科目だけに、普段からの意識管理が求められます。
ニュース、新聞等、日常生活の情報とテキストで見た論点が相互リンクするように、
バーダー・マインホフ現象を自身でコントロールして勉強に活かしてください。
②法律系科目に有効
常に論点を意識して、条文や問題を読む意識をもって勉強を継続すれば、問題を解く瞬発力が磨かれます。
論点を比較すると、より強く脳に記憶がのこります。
社労士のテキスト「比較認識法」も、ある意味、RASをつかった勉強法と言えます。
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勉強から離れた日常でも、常に勉強を意識できる心理的学習をとりいれて
合格をゲットしましょう
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