マーケティング手法の勉強への応用編です。
前回のマーケティングシリーズの内容はこちら
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買い手の思考を知ることが、マーケティングでは重要とされます。
社労士も同様で、買い手とは顧問先企業の人、個人の相談者が該当します。
街角の年金、労務相談員を先日してきて、あらためて大切さを実感しました。
買い手の思考を把握して課題を解決してこそ、真の対価が貰えます。
最近の社労士試験問題を見ていると、
長文で実務的な思考を問う問題が増えています。
単純に1つの論点の〇×だけでなく、総合的な判断が必要な問題もあります。
実務ではよくあることです。
法律を知らない一般の方からの質問に対して、本当の課題を探り答えることの難しさがあります
実際の事例で説明します
相談者から質問
「退職後の任意継続保険と国民年金保険で、どっちがお得か?」
行政担当者:市役所にて国保の額を確認、前職の健保で金額を確認して比較してください。
私の心の声:それが確認できないから、質問してるのに・・・
サポート要員(私):役所の窓口はご存じですか?・・・
相談者:さっき行ってきて、金額を教えてくれなかったから、街頭相談に来てみたことが判明。
ふと気になったので、
退職日を確認すると、すでに2週間を経過していました。
そもそも任意継続を手続きできる期限を過ぎていることが判明
と言った感じで会話が進行しました。
今回の問題点
・相談者の質問にポイント答えておわりにしようとしている
・聞かれてないことは説明していない
→任意継続が使える状態かを確認していない
今回のケースは、行政担当者だからとは関係なく、俗人の問題、たまたまだとは思いますが、一問一答になれてる受験生がやりがちな回答対応です。
質問から関連する論点や影響する論点を導き出して総合的に説明する力が求められます。難しい実務問題の回答も同じ対応力が必要になります。
インプット学習で論点を1つ1つ理解した後は、利用者側の思考にたってみて、相談シナリオを考えては答える訓練をしておくと実力がアップします。
自作して自ら回答するのは難しいので、友人、身内、知り合いの社長の労務相談、年金相談にのってみると良いですよ
資格がなくとも相談なら問題なくできます。
実務的な力を身に付ける市販書
Twitterでもおなじみの宮武先生の新書
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さすがに様式を掲載しての試験問題はでないと思いますが、
テキストだけでは理解しずらい内容が、様式の解説を見ると理解できたりします。
合格後も使える良書です。テキストで悩んだから、該当の様式をみて見るのもよいですよ・・・
☆御礼☆
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