社会保険労務士試験に合格して、
社労士資格に登録する条件の1つに、
2年以上の実務経験があります。
※必要とされる実務経験の内容は、昨日の記事を参照👇
実務経験がない方は、
2年間の実績を積むか、全国社会保険労務士連合会が実施する、
『事務指定講習』を受ける事で、実績の代わりとして証明となります。
今日は『事務指定講習』の通信課程で、
どのような演習をするのかをご紹介します。
事務指定講習☆通信課程
例年ですと、
課題として、26事例が出題されます。
受講生は顧問社労士として、企業をサポートしていきます。
ストーリーにあわせて、
顧問としての必要な手続きを、事業者や従業員の情報、賃金台帳をみながら、
様式を作成するのが課題です。
毎年の課題は、社名、従業員の名前が違うぐらいで、
ストーリー展開は、だいだい同じだと思います。
☆適用編 1~13
ストーリーイメージ
会社設立(事業所の設置)して社員の採用(資格取得)
業績好調で社員の昇給します。ボーナスも支給。
事業拡大で事業所の移転、社長も収入が増えて新居に引っ越し・・・
1年1回の労働保険料の支払い、算定基礎届、
突然、事業の衰退期になります。
社員の突然の退職・・・
取引先の影響を受けて倒産してしまいます。
波乱万丈な会社の物語をサポートする顧問としての必要な手続きを、事業者や従業員の情報、賃金台帳をみながら、
作成することが、課題となります。
☆給付編14~26
ストーリーがかわります。
社員が業務中に病気で倒れて休職してます。
従業員が休職中に、こんどは産休、育児にはいる方があらわれます。
さらに、今度は業務中にケガをしてしまう社員まで・・・
定年の方もあり、年金相談や雇用継続の手続きと話がすすみます。
こんなに同時期に事象が発生したら社労士は大変です。
顧問料は定額が多いですから赤字ですね。
課題だから良いですが・・・。
いかがでしょうか?
概要のストーリーですが、試験勉強で学んできた内容から、
どの手続きが必要となり、いつまでに届け出するかをイメージできますか?
初めての手続きは、知識として知ってても、
実際に書くとなると、迷うことも多々あります。
いまは電子申請やエクセルフォームでの入力が普及してますが、
課題は手書き、しかも社労士欄も手書きです。
毎回、同じ企業名、住所、お名前を書きまくるので体力も必要な課題です。
連合会に要望したいのは、
電子申請時代にあわせて、手続き課題も、
電子申請の方式としてWEB入力ができるようにして欲しいと思います。
<社労士試験の勉強法アドバイス>
これから、社労士試験勉強を開始される方(実務経験がない場合)へ
条文だけ読んでると、実際に利用される手続きイメージが沸かず辛くなるで、
実際の様式とテキストを見比べ学習すると、頭に入りやすく、
実務イメージも理解できて一石二鳥です。
※各種様式やサンプルは、ネットでダウンロードできます。
【参考】実務に学ぶシリーズ
☆御礼☆
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事務指定購入の記入例テキストだと、細かい部分の記載がないので、
開業後も使えるので、届け出、手続きの説明本の利用もありです。