色々な就業規則があって、びっくりしてます。
10名規模の企業ならば終業規則があれば良い方かも・・・
(悪意はなく、社長さんは提出義務があることを知りません)
あってもネットの無料ひな形で法改正の内容が反映されてないものばかり。
厚労省モデル終業規則のコピーなら良い方なのです。
【ひな形利用のデメリット】
自社の経営レベルにあわせて作成されてないため、
不必要な規定を追加してしまう
☆事例☆
法律の規則で必要と思い込み、
休職規定を無理して定めたりしてます。
※一度決めてしまうと社員に不利になる変更をするのは、手続きが大変です
(不利益変更となるため)
<終業規則を診断する3ステップ>
ステップ1
❶労働条件通知書と❷就業規則を提出してもらいます。
ステップ2
絶対的明示事項が漏れなく記載あるかをチェックします。
就業規則の詳細を個人ごとに明文化したものが、労働条件通知書です。
→絶対的明示事項を、テキストを見ずにスラスラいえますか?
重要ポイントなので、下段にまとめます。
ステップ3
法改正部分をチェック
→令和3年の社労士試験では、4月16日までが法改正の範囲。
法改正は随時発生しえます。実務には法改正の期限はありません。
試験では厄介者の法改正も、お金を頂く実務にとっては法改正はメシの種となります。
ここまででが、基本部分の就業規則を正しく修正するアドバイスが可能となります。
※最終的には運用実態をヒアリングして、相対的記載事項の有無まで確認は必要です。
<企業のための就業規則、社員のための就業規則を作成する方法>
ここからが、社労士であるプロの出番となります。
<就業規則と労働条件の絶対的明示事項の比較>
社労士試験で〇×を選択はできてても、実務で社長の目の前で指摘しようとすると、
頭が、真っ白になることがありました。
『試験に正解する力』と、『人に説明する力』は、別物なんですね。
絶対的明示事項について横断整理まとめです。
❶労働条件の絶対的明示事項
①労働契約の期間
②有期労働契約の更新基準
③就業の場所 & 従事すべき業務
④始業、終業の時刻
所定労働時間を超える労働の有無
休憩時間、休日、休暇、就業時転換
⑤賃金に関する事項
⑥退職に関する事項(解雇の自由含む)
❷就業規則の絶対的明示事項
①始業、終業の時刻、
休憩時間、休日、休暇、就業時転換
②賃金に関する事項
③退職に関する事項(解雇の自由含む)
赤字が、就業規則に記載がないものです。
差分をおさえれば効率的に暗記できます。
【語呂合わせ】
『優秀どころは重労働』です。
順番をかえて水色部分をキーワードにします。
②有(優)期労働契約の更新基準
③就(秀)業の場所
④始業、終業の時刻
所(どころ)定労働時間を超える労働の有無
③従(重)事すべき業務
①労働(労働)契約の期間
イメージ記憶を強くするためには、
語呂合わせのシーンを自分で想像しながら、覚えます。
労働条件が厳しい、重労働な職場をイメージしながら、復唱しましょう
似てる箇所を比較してまとめて、学習する方法を
横断整理学習と言います。
受験でも実務でも、横断整理は役に立ちます。
ぜひ、皆さんも日常生活でも、記憶の整理に活用してみてください。
☆御礼☆
最後までお読み頂きありがとうございます。
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