社労士が登場したドラマとして、社会保険労務士を目指す受験生や、社労士関係で話題のドラマによる反響と、二話のちょこっとレビュー、
社労士目線『社内労務管理あるある』をまとめてます。
『送別会は残業代でますか?』なんて、まさに今時発言ですね。参考になる判例も下段に記載します。
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今日も、かっこいいジャニーズ加藤シゲアキが演じる社労士の登場を楽しみにされてた方も多かったと思います。
残念ながら認知度が低い社労士ですが、第一話の名シーンで、社労士の話題がネットで盛り上がってました。
社労士プチブレークの兆しあり…
一話を見逃した方は下記を参照して下さい
goukakuget.hatenadiary.com
下記はググった感想一覧です。
『子供が将来の夢に社労士になりたいと言い出した』
『村沢さん(社労士)カッコイイ』
『ブラック企業に派遣で潜り込んで、実は社労士でしたとか、カッコ良すぎるよ』
『六畳間のピアノマンおもしろ。社労士かっこいい。加藤シゲアキいい演技。次もみよう。』
『きっと難しいけれど…私の学力でできるものではないと思いますが笑
六畳間のピアノマンを見てから、この仕事について勉強を始めてみました
なれるなれないは抜きにして、とにかく1歩踏み出してみようかなって思いました』
『努力して努力して資格を取りまくって、社労士になって弱い立場の人のために頑張る姿に打たれました。』
『六畳間のピアノマン見た!!一話主人公の加藤シゲアキさんが社労士!!
社労士ってメジャーじゃないからドラマで出てくるだけでも嬉しい😆
しかしブラック企業なんて無くなってくれ…』
『友達から、「社労士って本当に素晴らしい仕事だね」ってLINEが来て、再放送を見ました。
ドラマ見て泣けてきた。
今は、本当に無力な自分だけど、もっと知識を深めたいと思います。』
以上のようなTwitterやブログでコメントが多数ありました。
社労士の認知度があがり、いまコロナ禍で大変な労働環境の時代こそ、求められる資格だと伝わったら嬉しいです。
受験生的には、受験者数増えると、合格率への影響が気になりますね。
第二話「優しい息子」あらすじと感想
パワハラでメンタルやられて、事故で息子さん[夏野誠(古舘2世)=ピアノマン]を失った父の泰造(段田役)のターンでした。
泰造(父) VS 泰造(芸名)※役名 上司の上河内
でドラマは描かれます。
名前みてるとややこしい設定です
意図あってのダブル泰造名の配役なのでしょうか?
【NHK公式サイトより】
夏野泰造(段田安則)は退職の日に、偶然上河内秀人(原田泰造)を見かける。8年前に事故で亡くなった息子の誠(古舘佑太郎)にパワハラをしていた憎い相手だ。人に優しくと育てたことが、パワハラに耐えられない弱い人間にしたのではと悔やむ泰造。しかし警察官の脇見(細田善彦)、誠の同級生の都(福田麻由子)ら、若者たちとの関わりで変わっていく。誠が「六畳間のピアノマン」として楽しそうに歌う動画を見た泰造は…
【あらすじ】
パワハラ上司の上河内(ネプチューン 原田役)は、「仕事のプレッシャーで事故」「仕事がハードでメンタルやられる奴なんて、どうせ世の中いきられへん」と最後の最後まで暴言をはいてました。
社員に「クズの中でも最低のクズ」と叱咤してたパワハラ上河内こそが、人間のクズですね。
その後、マスコミに叩かれ上河内は会社を捨てて逃げました。八年後、偶然に父の泰造が工事現場で笑顔で作業をしてる上河内(泰造)をみつけて…
怒り浸透で復讐心が燃えて襲いかかり、
途中で逃げられてしまいます。
父は優しい子に育てた事に苦悩します。
回想シーンでは、
疲労困憊で自宅によった息子に対して、
「大変な時こそ、人に優しく」と声をかけた事を八年間、後悔していました。
卑怯でもなんでもよいから、あの環境から逃げ出せる強い子に育てるべきだったと、優しさは、弱さの裏返しだと…
父は優しい子に育てた事に苦悩します。
自暴自棄になり、チンピラに絡んで、「自分を殺せ」襲いかかったりとボロボロでした。
息子の誠の同級生達ら小学校のタイムカプセルを持って来てくれた。
同級生は皆
「誠は優しい人だった」エピソードを語る
父:「聞くほどに悔しい・・・悲しい・・・」
「不誠実で傲慢でもあそこから逃げ出せる人間に育てレバ良かった・・・」
「優しさちゅうのは弱さのの裏返しですから」
同級生:
「そんなことないです。
本当に弱い人は人に優しくできません。
付き合うてた私が言うんだから間違いありません。」
父は初めて誠がMyTube動画配信(ピアノマン)をしていたことを知り、
夜、その動画をみるシーンが泣けました。
「ただ・・・ただ・・お前は優しい人間やってん。」
父は上河内の憎しみから解放されて、
一度は断った定年再雇用(嘱託)を
「若い人に教えられた。」といい、
同期で専務(中村育二)にお願いしに行きました。
仕事は総務に精通してる泰造に、
山程ある人事の許可申請書類の束をみせて、
これでは、皆ダメになってしまうと、
労務改革を依頼してました。
帰りの道中、
日本一美味しいビールの呼び込みの誘いにのり、入った店は誠が良く飲みに行っていた居酒屋でした。
息子の誠さんの分も頼み、エアー乾杯するシーンは胸が熱くなりました。
BGMにピアノ・マンが流れる。
向いの席においたマフラーともう一杯のビールをみて微笑む父の姿でした。
【感想】
父も最後は同窓生から教えてもらった息子の動画に救われました。
本当の優しさは強くないとできないと気付き、感動的な泣けるストーリーでした。
辛いときこそ優しくしろとの教育、
その優しさが、
今のお父さんの憎しみも浄化してくれのだと思う。
今回は社労士は登場しませんでしたが、
もう社労士関係なく、久々にドラマにはまりました。
【社内労務管理あるある】
・定時の社内放送
「定時になりました、残業申請してない方は速やかに帰宅しましょう」
・残業、休暇、年休 申請書の山
ノーチェクの上司印
・会社の歓送迎会に参加しない
<会社の飲み会は業務か?>
平成28年7月8日 最高裁判決
会社の飲み会の送迎時に従業員が交通事故で死亡したことが、労働者災害補償保険法1条、12条の8第2項の「業務上の事由による災害」に当たるとされました。
【ポイント】
この判例では、会社の「飲み会」を、「会社」の関係だからといって直ちに「業務上」としているわけではありません。
労働者が労働契約に基づき事業主の支配下にある状態であったといえるかの認定で重視された点は
「会社が、その従業員に、職務上、その行動をとることを要請したものということができるか」です。
『事例考察』
「業務上の事由」が認められた理由
①飲み会の参加までの経緯
②飲み会後、業務再開のために会社に戻らなければならなかった事情
③飲み会後、研修生を住居まで送ることとなったこと
会社が「職務上に一連の行動をとることを要請していたもの」と評価されました。
昔はドラマのようなパワハラが当たり前な風潮もありました。労基法は、弱い労働者の立場を守る法律ですが、一部の社員は権利主張ばかりする人も増えてます。いまや従業員の方が強い場合もあるかもと思いました。何事もバランスが大切ですね。
#社労士試験
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