社労士試験で『ベトナム』と言えば、選択式の難問、平成29年 労働に関する一般常識(労一)を思い出す方、辛い思いである方がいると思います。
☆下記が29年当時の問題抜粋です☆
雇用対策法に基づく外国人雇用状況の届出制度は、外国人労働者(特別永住者、在留資格「外交」・「公用」の者を除く。)の雇用管理の改善や再就職支援などを目的とし、【 D 】の事業主に、外国人労働者の雇入れ・離職時に、氏名、在留資格、在留期間などを確認し、厚生労働大臣(ハローワーク)へ届け出ることを義務付けている。平成28年10月末現在の「「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(厚生労働省)」をみると、国籍別に最も多い外国人労働者は中国であり、【 E、】フィリピンがそれに続いている。
【解答候補】
D:従業員数51人以上、従業員数101人以上、従業員数301人以上、すべて
E:ネパール、ブラジル、ベトナム、ペルー
【答え】
D:すべて
E:ベトナム
28年10月現在国籍別に最も多い外国人労働者は
1位:中国
2位:ベトナム
3位:フィリピン
でした。
最新の
『外国人雇用状況の最新情報令和2年10月末現在』
が令和3年1月29日に発表されました。
【問題】令和2年10月の1位、2位はわかりますか?
【答えの推理】
1位は中国確定として、あえて質問するぐらいだから、2位が変わったのかな?と考えて、最近はネパールが増えてるニュースを思い出したりすると、2位ネパール?いや、3位のフィリピンが2位になったのかな??と深読みした方もいるかもしれません。
【答え】
1位:ベトナム
2位:中国
3位:フィリピン
となんと、中国が2位になり、ベトナムが1位になったのです。
今回、深読み、裏を読んで・・と考えて、外した方は、選択式難問は要注意ですよ
平成29年の『ベトナム』もニュースを見ていた方にとってはラッキー問題なのですが、社労士試験の勉強をしていると、白書・統計対策のテキスト命です。掲載されてない統計が出題されると、全滅傾向になります。
この手の問題は、勉強をした知識が邪魔してしまったりします。
逆に気楽に答えてしまう一般人、例えば我が家の高齢の両親のような無勉層の方が当ててしまうものです。
もし知らない統計が出題されたら、深読みせず、直感を信じて答えた方が当たるかもしれませんよ・・・。
【令和4年の出題予想】
もしかすると、1位2位を穴埋めで出題にされると、入れ違いにして間違えると2点も失います。さすがに、同じところは穴埋めにされないでしょうから、
今度は択一式で出題されるかもしれません
『1位中国である』との肢が出たら、もちろん×ですね。
今回は労一対策ですので、過去に題材となった統計で、値が更新されたケースは、他の数値が出題されることがあります。あらためて、関連数値をまとめます。
【最新データ】
外国人労働者数:約172万人(過去最高)
増加率は、前年13.6%から9.6ポイントの大幅な減少
前年比65,524人(4.0%)増加
【在留資格別】
専門的・技術的分野の在留資格 359,520人 前年比30,486 9.3%増加
技能実習生:402,356人 前年比18,378人 4.8%増加
資格外活動:370,346人 前年比2,548人 0.7%減少
※資格外活動には留学も含みます。
☆注目論点
・一番多いのが『専門的・技術的分野の在留資格』コロナがあっても約1割増加している。
・2位の『技能実習生』も、コロナがあっても、約5%は増加している
・資格外活動が減少しているのは、あきらかにコロナの影響ですね
ひっかけ問題として狙われそうなのは、コロナの影響があって、『専門的・技術的分野の在留資格』『技能実習生』は前年に比べて減少しているとでたら、世間のイメージとは違い、増加率は減少していますが、『プラス』です。
下記も、今年大幅にデータが変わったので、要注意な統計です。
選択式対策と言えば、
当たると有名なヤマ予備の穴埋め講座が有名ですね。
2年連続は生講義(リアルに山川講師に会える講座)は、残念にもコロナで自粛でし
今年は無事開催されてます。
オンデマンド(単科)でも購入できますが、リアル参加が、やはりオススメです。
最後に、労一は、普段からアンテナを高くニュース等をウオッチしていくことも大切です。日々是労一です。
☆御礼☆
最後までお読み頂きありがとうございます。
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